だんだん中だるみになってきましたが、温水器を少しいじってみました。
変更点:
1.集熱板から戻ってくる水を蓄熱槽に上から落とし込むようにした(draindown)
ただ、ポンプを止めても集熱板の中の水が保持されているようでポンプを取り換えないと本当の意味でのdraindown にはならないようです。
2.ポンプの電力をバッテリーのDC12Vから直接とるようにした。これで、今まではバッテリー->インバーター->ACアダプター-> ポンプとなっていた無駄を省けます。
並行して、今度作ろうとする大規模な温水器の計画を立てました。
蓄熱漕は、ひょっとすると地下に埋設を考えようかな。また、家の南面の壁際に集熱板を並べようかなと思っています(たぶんまた計画変更になると思いますが)。
見積もりコストダウン
見積もりが上がってきましたが、かなーり、予算超過。厳しいので、仕様変更によるコストダウンを調整していただいています。
見積もりの数量・内容が指示と違っているところや、高級すぎる仕様で見積もられているところなどを(予算からみて)適切な内容に調整していただいています。
また、コストダウンのための、仕様変更の内容は多岐に渡りますが、たとえば。
断熱材のグレードを下げる。
玄関ドア、サッシ、倉庫シャッター、門柱のグレードを下げる。
和室の壁紙を和紙張りのところを、塗装仕上げに変更。
縦格子をいくつかのところに使っていますが、必ずしも必要ないところを削除したり、ヒノキ材->スプルースに変更。
ヒノキの階段をナラの階段に変更!
スポットライト照明をダウンライトに変更。スイッチ・コンセントを減らす。
テレビドアホンをテレビなしドアホンに変更。
磨きベイマツ材を一般構造材+カンナがけに変更。
アルミ製庇を中止。
倉庫の屋根と外壁を母屋と同じ材質を使っているところを、ガルバ波板に変更。
倉庫は、とにかく簡易なものを考えようという話をしました。
一方で、収納が少ないということで、いろいろ収納を増やす変更をしています。
例えば、WICの上部に季節外れの布団袋を入れるスペースを作ったり、吹き抜けの上部を扉付きの収納にしたり、キッチンの食洗機置き場の下を扉付きの収納を作ったり、食洗機の上には棚を付けたり。最初の見積もりには、各所のクロゼットにハンガーパイプや棚がなかったところを付けたり。
この変更によりかなり収納が増えました。また、アルミの庇をやめる代わりに施主支給の太陽光パネルを庇代わりに付けられるような工事を(できれば)追加したいと思っています。この太陽光パネルはよくやられているような、系統連関で使う発電システムではなく、独立型の太陽光発電として使うつもりです。この発電で、太陽熱温水器の循環ポンプを動かしたり、また、停電時の給電をできるようにしたいと思っています。
この修正内容での見積もりをみて、業者を決め、契約していきたいと考えています。
打ち合わせでは、他には、太陽熱温水システムの話や、吹き抜け2Fのところの手すりの意匠の話などで盛り上がりました。
また集熱データ
ひたすらロガーを自動で動かしてデータを集めてみました。
今回のデータは、夜間集熱板が放射冷却をしていることを示すデータ。
太陽電池パネルの発電が足りないときに商用から充電するようになっていますが、一応動作しています。
循環システムを変えていないので、それ以外あまり何も新しいことがありません。逆サーモサイホンが起こって冷める事象が起こらないようにしたいなとは思っていましたが、仕事が忙しくていじれません。
データ取りにもだいぶ飽きてきたのでここらで他の集熱板をやるとか、ちょっと他の実験をしたいと思います。
家の方は、相変わらず進んでいませんが、来月あたりには、着工したいものです。
家ができたらたぶん夏前ですが、そのあと大規模な太陽熱温水システムを庭に作ろうと思います。
冬までに床暖房に適用できるようなものにしたい!!(妄想中)
集熱量の測定
ロガーを少しづつ改良しながらデータどりをしていますが、まだ照度センサーをちゃんと用意していないので、集熱効率がわかるところまで至っていません。
とはいえ、収録したデータは、
のような感じです。
日が当たっているときには、集熱板は70℃以上になり、蓄熱漕の温度はどんどん上がっていきます。
この日の場合ですと、最初は15℃程度の水が2時間程度で37℃になりました。漕の容量は小さくて25リットル程度しかありませんので、集熱量は、平均270W 程度ということになります。平米あたりでいいますと、大体230W/m2程度でしょうか。平米あたり1kW程度快晴の時は日射があるといいますから、今日は少ないですね。
とはいえ、良いときでも350W程度の集熱量だった記憶がありますので、集熱板の改良は必要ですね。
これを基準に、集熱板を変えたりしたときの変化を見ていきたいと思います。
また、蓄熱漕の熱損失は、30W程度あります。これも、あまり大きいとよくありません。
タンク製作費用
これもこれから製作するときのメモ
ビオトープ系に使われている遮水シート
ミズシート t=1mm
http://www3.kitanet.ne.jp/~suiken/biotope/sheets.html
1700円/m2
EVAシート t=0.4mm
http://www.ecoshop-suga.com/ecogoods-biotop.htm
m2あたり2520/4円
耐熱性に難あり。