台風対策、飛散防止フィルムを張る

先日大型の台風が立て続けに発生し九州に大きな影響を与えたことがまだ記憶に新しく、今日また12号が発生した今日この頃ですが、我が家は昨年の台風時に養生テープを窓に張ったり、そのうえで避難をしたりしたのを踏まえ、もう少しましな対策を今年は講じたいと考えました。

昨年思ったのが、養生テープでガラスの飛散対策をするというのがニュースで取り上げられて、養生テープが売り切れたりしていますが、張る労力が半端ない割には、ガラスの面積と比べてテープの張られる面積が小さいため、対策としてはあまり効果がなさそうなことと、それにゴミもかなりの量出ること。これだったら、飛散防止フィルムをちゃんと張ったほうが、台風の度に貼ったり剥がしたりする必要もなく、安心だなあと考えました。

ということで、今年は、台風シーズン前に主要な窓に飛散防止フィルムをDIYで貼ってみようと思いました。

例によってなかなか作業する時間が取れませんでしたが、連休で世の中がGOTOするなか、我が家は巣ごもりでフィルムを貼って過ごしました。

調達したのは、3MのNANO80SSH15CLAR-Aです。どちらも飛散防止機能があるガラスフィルムなんですが、NANO80Sの方は薄くて遮熱機能(太陽の熱線を選択的に反射することで、室内に入射する熱を減らす)があります。こちらのほうが良いと思うんですが、網入りガラスは熱割れ(遮熱機能で反射した熱線でガラスが加熱することで、割れたりすること)のリスクがあるためNGとのことで、遮熱機能のないSH15CLAR-Aの方を選びました。SH15CLAR-Aは防犯が主目的のフィルムなので、それはそれで高機能なのですが、分厚いです。

どちらも窓の大きさを測定して必要量をmonotaro で購入しました。NANO80Sは税抜きで大体1万円/m。SH15CLAR-Aの方がやや高価で1.3万円/m程度でしょうか。どちらも高価なことには変わりはありませんし、窓の面積を考えると20m以上必要となり、かなりの金額ですので、清水の舞台を飛び降りるつもりでポチっとしました。配達はすべて1週間以内にはされたので、ネット通販すごい。

また、並行してYOUTUBEでフィルムの張り方を勉強し、必要な道具もこれまたmonotaroで購入しておきました。これも、YOUTUBEのビデオで紹介されているものをmonotaro で検索してビデオと同じものをカートに入れていき、先達の真似、を実践しました。

貼る作業はだらだら作業したこともありますが、計2日半昼間の時間が潰れましたので正直大変でしたが、何とか終わりました。遮熱効果は、猛暑が終わってしまっていることもあり、まだ実感はできてませんが、確かに窓の近くにいても熱くない、気がするような。来年夏のエアコン負荷の変化に期待しましょう。

貼る作業について。道具が適切だったためかあまり個々の作業が大変だったという感じはしませんが、一番面倒だったのは、フィルムを窓に張った後、窓枠周りの余りを切る作業でしょうか。これは窓のパッキンゴムから少し隙間(2mm程度?)をあけてカッターで切り取るためカッターガイドというプラ板を利用するのですが、最初この作業をよく理解していなかったため長い30cmぐらいの定規を利用したら、うまく定規を滑らせることができず微妙な仕上がりになってしまい、試行錯誤の結果、最終的には中くらいのサイズの三角定規を使って私はやりました。ここはもう少しいい道具を探しておければずいぶん仕上がりが違ったかなと思います。また、カッターもガラス面に滑らせて使うためか、すぐに刃がなまくらになるので、これも100円ショップのでなく、もう少しいいカッターを使ったらましだったかも。残りをまたやるときは手法を改良したいところ。

使ってよかったと思う道具は、YOUTUBEで見たのと同じスキージとか、ビルの窓掃除屋さんが使ってそうなワイパーとか、自動霧吹きとかですかね。道具大事。養生シートってのも存在をこれまで知らなかったのですが、便利なものだと思います。

まあ、ちゃんとした道具を用意してやればDIYで全く問題ないかなというような作業でした。疲れたけど!

台風対策は他には庭木を剪定したりなどありますが、去年よりは安心して台風シーズンを迎えられそうです。

卓上旋盤の道具を作る

CNC化したことから、卓上旋盤で遊ぶ頻度が増えました。

いろいろと小道具が必要になるので、遊びがてら作っています。

固定振れ止め

旋盤を買ったときに固定振れ止めも買ってあったのだけど、太い管を支えられないので使い道がなかったので、太い管用に作りました。一応70Φの管までサポートできるようにした。ワークと触るところの真鍮の部品は、前に買ってあった振れ止めの部品を流用。

旋盤の台座とのインターフェースの山形の角度がわからず悩みましたが、45度かなと推測で削ったところあっていた模様。45度の山はフライスでバイスにはさんで10mm径のエンドミルで削りましたが、思ったよりは簡単だった。バイスに45度傾けてワークを固定するのには分度器を使いました。

円筒を受けるところは、最初はS45Cで作ろうと思って穴刳りをしていたんですが、大径の穴刳りはビビりがでて困難で、あきらめてアルミで作りました。

エンドミルホルダー

6mm のエンドミルを取り付けたらちょうど手持ちの旋盤で心高が合うように作ってあります。Youtubeのけずりんさんの動画で勧めてらっしゃったのを見て、固定振れ止めを作った残材で作りました。

実際に内径穴刳りに使ってみましたが、普通の内径バイトと比べて切子の抜けが良いので、かなり調子が良いです。小さな孔をあけるために、とのことだったのですが、ミニ旋盤の加工であけるような範囲だったらこれ1つでいいかもしれない、ぐらいの感じです。エンドミルの刃の切れがいいこともあって、ビビりも出にくく、S45Cを45m/min程度の切削速度でも全く問題なし。(というより、メインで使っている中華なスローアウェイの切れ味が悪すぎるだけ?)

ケレ

こちらも比較的太いワークを両センタ加工にかけようと思って作ったケレです。これはモノタロウで頼んだらすぐ送ってくれるSS400の四角いプレートからリングを切り出して作りました。

欲張って、作った固定振れ止めのために、鬼ブリョとして使えるように、また、外径65mmがつかめる様に、と2種類の条件を満たすように作ってみたけど、あまり使う機会がないかも。もう少し小さい径にあったのも作ってみようかと思うのですが、リングを作ると大量の切子が生産されてなんかもったいない。

傘型センタ

回転センターにかぶせて太いパイプを押すために使います。テーパーは売り物をまねて70度にしましたがこの角度にどのような意味があるかよくわかっていない状態。

これを作るときに段取りを間違えて最初に外側のテーパーを削ってしまったため、ひっくり返した時に手持ちのスクロールチャックでつかめなくなってしまってアウト?と思った。何とか材料を無駄にしたくない一心で、中心にM10のタップ穴をあけて摑む治具をねじ止めして内側の穴ぐりとテーパー(回転センタ)をやりました。テーパー穴をあけるためには、治具とワークを繋いでいるM10のボルトにセンタ穴をあける必要があり、ボルトが壊れちゃうかな?と思いながらおっかなびっくり加工した。テーパー穴は、クロススライドを30度や35度に傾けるやり方も試してみたのですが、ハンドルやらクロススライドがいろいろなところで干渉するので、あまりうまくいかず、結局NCのマクロでテーパーを削りました。マクロの方が当然ながら楽ですね。寸法を計算しながらやらないといけないですが。

道具をある程度揃えたので、次は、旋盤自体のメンテをしようかなと思っています。

・ハーフナットを改良(この旋盤、ハーフナットがおかしな構造になっているので、普通の構造にしたい)

・主軸ベアリング、タイミングベルトなどの交換(特定の回転数でブレが出るのでその原因突き止め解消したい)

・バックラッシを減らすなどのことをしたい。

・マニュアル操作をもう少しやりやすくするようなlinuxcncのカスタマイズ。

まさにエンドレスですね。一応必要部品は手当してあるけどいつできるかは不明。

ミニ旋盤 CNC化(4)

だいぶ前にミニ旋盤をCNC化していたのですが、X軸のモーターマウントを塩ビで作ったものの、強度足らなさすぎということで、この間、アルミをフライスして取り替えました。マウントの剛性が上がったため、モーターの音もしなくなってスムーズなX軸となりました。

ぼちぼち、このミニ旋盤でいろいろ遊んでみようと思ってやってます。

やり始めると、治具がいろいろ要るな、となり、また、治具や道具を作っているといろいろと不具合点も見えてきました。

現状、下記のようなことをやってます(自分のメモみたいなものです)。

a) バックラッシ測定、linuxcnc 設定をいじる。

旋盤の場合、一方向の切削になるので、特にバックラッシの補正を入れなくてもよいように思いますが、ダイアルゲージで測定をしてlinuxcnc の.iniファイルにBACKLASH=でそれぞれのバックラッシ量を入れて補正をかけてます。

私のは、Xが0.191 mm Zが0.524 mm でした。

もうちょっと機械の方でバックラッシを減らしたほうがいい気がします。

b) linuxcnc lathe macro 整備

cnc 化すると、手パでマニュアル的に操作はできますが、やっぱりちょっとした切削はやりにくくなる面もあります。なので、対話型で基本切削(外径、内径、端面、ねじ切り)ができるようにしました。といっても、こちらのスクリプトをlinuxcnc のディレクトリに入れてちょいちょいするだけですが。使い方とってもらくちん。

c) 心高ゲージをつくる

刃物の心高を確認する作業結構大変なので、心高ゲージを作りました。30mm 径の鉄材を心高の高さに削っただけです。こんな物でもかなり楽ちんになった。

d) 振れ止めなど

太めのパイプの外径切削をしてみようと思っていて、そのためには、振れ止めが必要だなと思って、65mm+の径の材料の振れ止めができるように作っているところです。最初に移動振れ止めを作ったけど、出来上がって試して、どちらかというと必要なのは固定振れ止めだとわかり、そちらも作っているところ。また、最初の材料は磨かれていないことも多いため、「鬼ブリョ」に相当するものも必要かな。ただ、セットねじを入れられるほど太くできないので、どうしたものかなと思い悩んでいるところ。あとは、大きめの傘型センタも必要だなあ。と、いろいろ調べるなかで、最近Youtubeの旋盤ビデオをいろいろ見ています。徳島の鉄工所のおっちゃん、という人のと、黒苺という人のを楽しく見ています。

今この瞬間は両センタ加工をやってみよう!とか思って、youtube のビデオを参考に「ケレ」を加工しているところ。ケレは、仕上がり外径86mm 内径 67mmぐらい、厚み15mmのリングを作るのですが、外径程度の四角板からリングを切り出すのは結構大変。材料はできるだけ外径に近くなるようにバンドソーで8角形にしたあと、4爪チャックでつかんで、まず外径を6mm 程度の厚み分、丸く削って、そのあとセンタ穴開けて11mm ドリル、そのあと中ぐりを直径52mm までしました(これ以上やるとチャックの爪に刃物が当たりそうなので)。この後は、裏返して、刃物がチャックを削ってしまわないように摑んで、心出しを内径でしたあと、外径を削り、最後に内径削りを仕上がりの直径までやろうかな、とか考えているところ。

e) 更なる改造の必要性?

内径削りは、整備したマクロを使って楽にやっているのですが、切削条件がわからず、ビビッてビビッてしょうがなく困ってました。また、途中でZ軸の送りが引っかかってそのあとの切削がでたらめになったりするようなことも起こったので、その対処もしなきゃね、というような感じでなかなかすんなりとはできませんね。

ビビりは、切り込み角をできるだけ大きくしたり、刃物を少し研いだり、送り量や切り込み量をいろいろ試したりしたんですが、基本的には変わらず、今のところ刃高を少し高くして切削をして、一番効果があったのは、筆でワークに切削油(ドリルペーストを使いました)を塗ることでした。今のところ、ビビりは解消できたのですが、切削条件は自信が持てない感じです(SS400 50m/min 0.1mm/rev 0.2mm 切り込み)この条件で径が大きくなってくると、回転数が低くて、この旋盤では力が足りない感じです。主軸のプーリーを交換するなどして低速対応しないとだめかなあ。ビビりが起きるのも、剛性不足、スピンドルの力不足で引っかかりができることがきっかけになっているっぽい。とりあえず、何とか切削ができていれば良しとします。ひょっとしたら刃物の研ぎが必要なのかも。

Z軸の送りが引っかかるのは、まったく理由がわかっていませんでしたが、切り子がZ軸のハンドル軸に詰まって固着することが原因っぽいので、カバーをつけようと思っているところです。黒苺さんのビデオで卓上旋盤の改造でこれをやっていて、なんで要るんだろ?って思ってたけど、実に必要な改造だった。

(6/21) 切り子ガードカバーを3Dプリンターで作って付けました。

隙間にグリスを埋めておきました。とりあえず快調に切削ができるようになったのでこれでよしとしました。

また、大径のワークをいろいろいじくると、普通に使うと刃物が全く届かず、刃物台を30~40度ほども傾けて刃物の位置をオフセットさせて使っていますが、CNC化されていますから、刃物台を傾ける必要性はあまり感じておらず、複式刃物台を取り去って、横送り台に直接刃物台をオフセットさせてつけられるようにしようかな、とか思っているところです。

f) 作ってみたいもの

youtubeの旋盤関係のビデオを見ていると、エンドミルをホルダーを作って旋盤で使ったり、刃物台にワークを固定して溝入れしたり、真似して自分でもやってみたいな、って思っています。道具の他には、水中ロボットの容器とか自分で作ってみたいなとか夢は広がりまくっているところ。

g) (6/21追加) 切削の限界について

SS400の切削では、切り込み量が小さいといつまでたっても終わりませんので、最速の設定を探してみまして、最終的には、送りを0.07mm/rev, 切り込みを0.5mm、切削速度をビビらない範囲で速くして(20m/min程度かな?)やってみました。

SS400 の内径切削が一応できたのに気をよくして、今度はS45Cの内径切削にトライ。

まず、センター穴開けて、16mm まではドリルで穴開けをします。そのあと、穴ぐりバイトは前と同様に心高を少し高めに設定、であけていきますが、切削速度はせいぜい17m/min 程度にする必要があるため、径が大きくなると回転数が手回しぐらいの速度になってしまい、今のプーリーでは100rpm 未満を力強く回せませんので、ここが限界になってしまうようです。切り込みは0.5mm 程度にしたうえで、送りは0.05 mm/rev は速すぎ、0.03mm/rev 程度にする必要がありますが、これより遅くしてしまうと、刃先が滑ってしまうので連続的な切削ができませんで、ビビらずなおかつ滑らず、モーターがしっかり主軸を回せる、というゾーンが直径45mm以上ではどうもなさそう。ということで、このあたりが限界ですね。手回しだったらもっとゆっくり回せるので、手回しして送りをもう少し速めにしてやれば切削はできそうですけどね(しんどすぎてやる気がしない)。

工作室の居住環境を改善する

新型コロナの影響でテレワークをしている人も多いと思いますが、我が家も全員テレワーク&リモート授業でそれぞれPCに向かっています。我が家は1F2Fが吹き抜けでオープンな作りなので、どうしても声が響きやすくそれぞれが独立してWeb会議に出て発言するなどの際、互いに声が入り込んでないかちょっと気を使います。

それで、私は別棟の倉庫という名前の工作室でテレワークをするようにしようかな、と思った(good idea!)のですが、倉庫は、簡易な構造で居住性が劣悪なんです。

もともとが倉庫なので、壁には棚を作りこむときに断熱材を入れてあるんですが、肝心の屋根が、ガルバ波板屋根の下が野地板、以上、断熱なし(竣工時、「かわいそうだから野地板は入れておいた」、とのことでした)のため、春を過ぎたころになると、暑くてとても居られない状況になってました。2.2kWの安いエアコンを自分で取り付けてたんですが、どうも効きが悪いというかほとんど効いている感じがしませんでした。

というわけで、意を決して、テレワークのために「屋根に断熱材を入れて天井を張るプロジェクト」を開始することにしました。

倉庫ですので、普通の家屋のように野縁を吊って天井を張るというようなスペースはありませんので、野地板を乗せている垂木の間に断熱材を入れて野地板に直接天井を張ることにします(屋根断熱、みたいな感じですか)。

断熱材は、垂木の厚さから50mm前後しか入れられないのと、造作のやりやすさから、安さ爆発10k 50mm のグラスウールです。3.1坪分を2巻で余りましたので、まだ断熱材を入れてない壁にもグラスウールを詰めました。

天井は垂木が455mm ピッチで入っていますから、そこにこれまた安さ爆発ジプトーンライトをホームセンターでちょっとずつ買いながら張りながら、グラスウールを詰めた屋根を天井にしていくことにしました。何せ、フルに使用中の倉庫なので、まとめて材料を買ったら置くところがない・・・

垂木が梁に乗っているところには、直接ジプトーンを梁に張れませんので、垂木の横に張り出すように天井を張るための下地を用意する必要がありましたが、これが結構苦労した。

倉庫にコンセントや照明を増やしまくった際に何も考えず配線を這わせたため、下地や天井と干渉することがわかり、配線の取り回しを移動したりする必要がありました。倉庫は基本的に自分でメンテする前提としているので、配線は基本的に梁に露出させることにして、いろいろと整理。でも、整理にも限界があり、上の写真でも、天井が来るところに配線があるので、そういうところは、ジプトーンを切って避けることにしました。

これを計画したときにWebでいろいろ調べてみたんだけど、お手本が見当たらなかったので、完全自己流です。

配線が梁の上を廻っているところは、ジプトーンに切り欠きを入れて避ける。結構そんなところも多いので、切り欠きを入れまくりなんですが、天井張る姿勢は辛いので、どうしても大きめに切り欠きを入れてしまいます。見栄えはかなりいまいちですが、これでいいことにします。

梁のところはジプトーンの幅を405mm 程度に切る必要がありますので、かなりたくさんジプトーンの端材が出るなあ。どうしよう。ジプトーンは「石膏」なので、端材は砕いて保存しておいて、キャスティングでもするか?

ジプトーンは表裏の紙で石膏を押さえているだけなので、カッターナイフで簡単に切れますが、きれいに仕上がらず、大工さんはどうやってごまかしているのか?と思いました。切ったら糸面取りをする必要があると思うのですが、カッターではうまくいかない。また、素人工事なので、どうしてもビス(28mmの石膏ビスを使ってとめました)を打ち込みすぎて、いろいろなところでジプトーンを崩してしまった。べニアと違ってビスの打ち直しが効かないのは素人にはつらいなあ。

エアコンがつけてあるところは、一度エアコンをフレームから外して適当に支えておきつつ、ジプトーンを張ったけど、めちゃ疲れた。

とりあえず、1/3程ジプトーンを張ったところだけど、残り2/3終わるかなあ・・・って感じです。

天井に断熱材を張った効果は著しく、放射温度計で測定してみたんですが、断熱材のない野地板が午前中でも38℃のところが、断熱材のあるところでは、30℃前後にはなっていました。これで現状エアコンがしっかり効くようになりましたし、朝などは、これまではちょっと寒かったのだけど、心なしか倉庫の中が温かい。今までは屋根から熱がどんどん逃げていたのかなと思います。もっと早く工事に踏み切ればよかった。

太陽熱温水器を修理する(1)

新型コロナで外出を自粛してます。家でうだうだしているのも性に合いませんので、仕事にかまけて放置していた家の課題に少しずつとりくんでいこうと思いました。その第一段、しばらく前に故障してそのまま放置していた太陽熱温水器をまた動かせるようにしようということで、

まず、どのような故障が起こったか、ですが、2013年夏に自作し、稼働開始、2014年夏に、中華バルブがイカレたのを交換して直したわけですが、そのあと、まず2017年5月にPC上のlinux で動かしていたデータ収録可視化が動かなくなったと思います。そのあと、1年ぐらいは動いていたと思うんですが(だいぶ前で忘れた)、ある時、温水器のコントローラーのArduinoが動いていないのに気が付いて、チェックしてみるとコントローラーのレギュレーターが壊れてArduinoが死んでました。そのあと、とりあえずコントローラーをシステムから切り離してそのまま、という電気周りはそんな感じでした。

また、ある時、温水タンクの配管から水漏れがあるのに気が付いて、忙しかったのでとりあえず温水タンクへの水道配管の弁を閉じて漏れたままにはならないように処置。

コントローラーが働かないと温水器の集熱器が水で冷やされないのでかなりの高温(100℃以上)になります。ということで、集熱の配管系の水圧が高くなったタイミングで配管の接手からリークが起こって、集熱配管系の不凍液が漏れて、それも忙しくてそのまま。

ということで、この2年ほどは、太陽熱温水器は稼働せず、故障を放置したまま今に至る、という感じでした。

それを稼働させるには、まず、ハードウェア周りの課題をなくします。

1)コントローラーを作り直す

前のArduinoベースのコントローラーをそのまま動かすのでもいいのですが、当時と今と世の中が違います。ということで、IoT時代に合わせて(というか、周回遅れでしょうけど)、Wifiでネットにつながり、Webから制御でき、クラウドに温水器のデータを上げるコントローラーにしようと思いました。

ということで、コントローラーにeps32を採用、でamazonをポチポチ。相変わらずネットのリソースを最大限活用(というかコピペ)でプログラムを書いて、温水器の各部温度、バッテリー温度、その他BME280で取れる情報などを取り込み、手持ちのMOSFETでポンプなどをスイッチングできるものを作りました。

各部温度はサーミスターで見ていて、そのためのAD変換はesp32のADで十分かと思ったのですが、バッテリー電圧の監視をするにはesp32のADはリニアリティが悪く、ちょっと精度に問題あり、ということで、I2CバスにつなげられるADS1115のモジュールを一部のADチャンネルに使いました。数年前と比べて、こういうI2Cバスにつながる機能モジュールがたくさんあるので便利ですね。

また、コントローラー系がかなり単純になり、必要な電力も小さくなりました。今まではWebにつないでデータ可視化・解析をするのにPCを必要としていたり、いろいろなシステムが複合して動く必要がありましたが、それが今は1チップ。すごいな。

2) コントローラーがおおむねできたら、配線をしてテストをします。温度を読むサーミスターがそれぞれどれか対応を確認し、プログラムを修正しながら、まずサーミスターがどれも生きていることを確認しました。

その次に、ポンプ(12Vポンプを2個パラで動かしている)に配線をして動かすために、温水循環系を復活させます。温水タンクのカバーを外して、ポンプの配管に外部から水を入れたり強制循環させたりするための治具を倉庫の奥から引っ張り出してきてつなぎます。水を入れつつ循環させたところ、数年もの間循環をさせずに放置していたためか、非常に汚い不凍液のなれの果てが出てきました。この際、清水で一度配管を清掃することにして、何度か循環をしつつ清水が循環するようになるまで清水と入れ替えをしていきました。また、この時、不凍液が漏れた場所の確認をするため、太陽熱の集熱板のカバーを外して漏れたところを点検。ちょうど接手で漏れていたので、締めなおしたところ漏れがなくなりましたので、とりあえずこれで修理できたことにします。

この状態で、コントローラーをポンプにつないでポンプを動かしたところ、ポンプが少し動いたら止まり、を繰り返していました。ポンプ故障か?と思い、倉庫の奥にこれまたAliexpressで買って放置しておいた24Vポンプに取り換えたところ、新しいのは問題なく動きました。が、またしばらく動くと止まる、ことがわかって調べたところ、コントローラーで24V電池から12Vを作っていたDCDCの容量不足のためらしい・・(ちょっと煙も出ていたような・・・)、DCDCは秋月の大きめのヒートシンクがついているものを前使っていたので、そちらに交換してとりあえずOKとしました。

そしたら、今度は、スイッチングしているMOSFETがちょっと熱め・・のため、やっぱりリレーを使うように変更しようかな、と思いつつ、とりあえず動くので、動作試験はこれでやることに。

ひょっとしたら交換して外したポンプは全くOKの可能性があるので、大事にとっておきます。

3) この後、温水タンクからの水漏れ場所をチェック。接手からの漏れだったので、締めなおしで直るかなと思ったら直らない。接手を外して確認したら、ガスケットが入ってない!

ホームセンター行きたくない一心で倉庫からガスケットを探し出し、直しましたが、温水部分なので断熱材をはがしてまた取り付け、テープ巻き、で結構疲れた。作業としてはこれが一番大変だったような。それになんでガスケット入ってなかったんだろう。と、よく見たら千切れたガスケットが地面に落ちてた。どうもガスケットの千切れで漏れてたようで、接手を外した時に落ちたのね。

4) とりあえず、動作をさせるのに問題があるところは直ったのでこれでお湯を沸かしてみます。今日は天気が良かったので、昼の時間の間に300リットルの水の温度を20℃程度上昇させることができました。ポンプの流量を増すともう少し集熱できたと思いますが、このあたりは、スイッチングの仕組みを変更してチューニングすることにします。

また、並行してクラウドにデータをアップロードする仕組みを検討して実装しました。というか、google spread sheet にデータをアップロードする仕組みをそのままwebから頂き、1分ごとに各部の温度やバッテリー電圧をupload するようにしました。google spread sheetはよくできていて、データをアップロードしたら、リアルタイムでグラフが更新される。すごい。

こんな感じで、自作のシステムは壊れたのを修理するのが前提で運用をするため、状態監視が重要なのですが、簡単に様子がわかるようになりました。図でFloor heaterはサーミスターが壊れてるっぽい?沸かしたお湯を湯船に張った後のデータなので、Tank の底は水道水の温度+αになり、Topはお湯になって、温度の成層がタンクの中で起こっていることがわかります。

あとは、コントローラーのプログラムをアップデートしたりとソフト周りを直すのと、MOSFETのスイッチをリレーを使うように変更したりぐらいかな。今日は、久々に太陽の熱で沸かした風呂でリラックスすることにします。