台風19号

台風発生後の発達が急速で、かつ中心気圧が低かったので、風がすごいことになるかと思っていましたが、今回の被害からすると台風のために運ばれた南の湿気を帯びた空気が降らせた雨が今回の台風を象徴しているように感じます。

私のところは結構風が吹き込む立地で、今回の台風では風の被害に戦々恐々でした。窓が割合多めなのと、窓にシャッターがありませんので、今回の予測風速40m/sだとちょっと窓自体が厳しいように思え、窓ガラスが割れるのを前提とした対策をしたいと思ったんですが、台風前日の帰宅が遅くて、対策は、窓ガラスに養生テープを張る、板があったら板を間にはさんで張る、ぐらいでした。あとは、前に台風が来た時に網戸が外れそうになるぐらい動いていたのを覚えていましたので、網戸にもテープを張って外れにくくはしておきました。

あとは、できるだけ窓ガラスを割る可能性のあるものを減らす、ということで、家の周りにおいてある、飛びそうなものを倉庫に全部しまうようにしました(結構ほったらかしの植木鉢とかいろいろあって大変でした・・・)。

とはいえ、もし窓ガラスが割れたら、家屋の被害は大きいでしょうが、何より中に過ごす人の命に危険があるようにも思いましたので、今回は大事をとって、家屋の対策をできるだけ取った後に、市のホームページを見て、近所の公民館が避難所を開設したのを見て、そちらに避難をしてみました。

ホームページには、避難所には食料・飲料は持ってきてね、とありましたので、翌日朝まで過ごすつもりで、夕食分ぐらい、あとタオル・寝巻・歯磨き等は用意していきました。

昼を家で食べた後に避難所に行ってみると、すでにそれなりの方が集まっており、市の方曰く、「これまでは全部で10名ぐらいだったけど、今回はかなり多い」とのこと。

床に敷くもの(レジャーシート)を持ってくるのを忘れていましたので、庭木の枝を捨てに行くために 車に常備しているブルーシートのことを思い出して、ブルーシートを避難所では敷いて過ごしました。

机も避難所には用意されていたので、娘とまず勉強大会という感じで、私は買って積読状態の本を持ってきましたので斜め読み。娘は、数学のワークをやり、漢字のワークをやり、そのうえで読書大会に突入。

そんなこんなのうちに、さらにたくさんの方々が避難所には来られましたので、台風が接近するころには部屋は避難の方で埋まっていました(ほかの避難所に比べると少なかったようですが)。空調も効いていましたし、自販機もあり、お湯ももらうことができましたので、パソコンでNHKの台風関係のニュースやらを見つつ、じっくりと待機することができました。

夕食は昼ご飯の時に妻が作ったシャケおにぎりとカップ麺、ミカン、その他お菓子を食べましたが、Webで見たカップ麺は水でも戻して食べられる、というのを検証すべく、別途水で戻したのも作ってみましたが、そちらもちゃんと美味でした(食べ過ぎですが)。

カップや割りばしは、再利用しようかなと思いましたので、水洗いしてみましたが、避難所暮らしが長くなった場合この辺りはどうするのが適切なんだろう?と思いました。

台風は当地の真上を通過していきましたが、避難所は鉄筋コンクリの建物なので、風の音は多少しましたが、非常に安心感がある避難所暮らしでした。

そうこうするうちに、風も止み、雨も収まったので、アメダスで吹き返しの風がどうもなさそうというのを確認して、朝にはなっていませんでしたが、家に帰ることにしました。

幸いにして当地は、大きな被害がなかった様子。電信柱が折れたり、などの想定された状況もなく幸いでした。

ただ、我が家は全く被害がなかったとは言えず、庭木の太い枝が折れて、しかしちぎれずにぶら下がっていました。また自作の太陽熱温水器の木の筐体をカバーしている鉄板がめくれて、これも幸いにしてちぎれて飛んでいかずに、ぶら下がっていました。

やはり相当な風が一時とは言え吹いたのだなとわかり、念のため避難所に行って正解だったと思いました。

翌日は、貼った養生テープを朝から外したり、折れた枝を電動のこぎりで切って整理したり、少し忙しい朝でしたが、台風の規模から考えると大きな被害がなく幸いだったと思います。

今回いろいろと対策を考えてみましたが、実行できていないことも多く、普段からの備えが重要だなとも思いました。今回養生テープを張ってみましたが、労力として結構大変な割にはあまり効果がある感じはせず、前から用意をするのであれば、窓枠にはめ込んで、さっと覆えるような べニア板を切ってあればよいかななどとも思いました。

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