最後に、ミニ旋盤CNCの方にも中華手パを付けてダイアルぐるぐるできるようにしました。

フライスの方はもう何年も前に中華手パを付けて動かしていましたので、簡単だな、と思っていたのですが、PC周りでいろいろとてこずりました。
まず、ミニ旋盤のコントロールをするPCに手パを付けるにはプリンタポートの増設が必要なのですが、expressPCIのカードを買ってきて差したら認識されず(lspci -v で見てパラレルポートが見えていない)。
すでに動いているPCのほうについている同じ型のカードを差しても、認識できませんでしたので、どうもマザーボード不良?のようでいろいろ粘ってみたのですが、最終的にはamazonで売っている安いマザーボードで交換しました。PCは何年も前に組みかけて途中ほったらかしになっていたのを使っているので、マザーボードだけ交換しようとしても同じ規格(LGA1150のmicroATX)のマザーがもう売っていないという。。。
今のCPU、今のメモリで組みなおしたほうが良いようにも思うんですが、意地になって前ので動くようにします。
それから、入手した手パも説明が(当たり前なのか?)ごくごくあっさりしたもので、結局ふたを開けて中を見る羽目になったのと、プリンターポートへの結線についても、Webに明確に書いてある記事が見つからず、かといって数年前に作ったものをばらして配線を確認するのもめんどくさく、うだうだしてました。
紆余曲折の末動くようになった配線は下記の通り。
- DB25 pin function wire_color remarks
- 1 pilot lamp LED+ green/black (strobe-)
- 2 phaseA green
- 3 phase B white
- 4 x not yellow
- 5 y not yellow/black
- 6 z not brown
- 7 4 not brown/black
- 8 X1 scale1 not gray
- 9 X10 scale2 not gray/black
- 10 X100 not orange
- 12 5 pink
- 13 6 pink/black
- 15 estop blue (C)
- 18-25 GND 0V に接続
- 0V — blue/black (CN) Estop common
- 0V orange/black common selectors
- 0V black encoder power ground
- 0V LED- white/black
- +5V from USB
- +5V red encoder power
LEDはプリンタポートのstrobe から点灯させる設定ですが、3.3Vしか出ていない拡張用プリンタポートでは点きません。not というのはスイッチでGNDに接続することで選択などをしているので、プリンタポートにとっては負論理ということです。
今回購入した中華手パはenable SWというのが付いていてこれの意味がわからなかったのですが、これを押しながら操作しないと無効ということの様子。commonがこのスイッチを必ず通るようになっているので、まさに押さないと何も伝わりません。

まあ、一応完成ということでひと段落です。(塩ビのマウントプレートはやはり不適切なので、後で作り直しますが)