山散歩

コロナの感染拡大になってから、運動不足でしょうがないです。緊急事態宣言の時は、周りを散歩とか時々していたんですが、最近は仕事の出勤も増え、忙しくて本当に運動する余裕がありませんでした。

今日は部活の娘を駅まで送ったついでに、山散歩をしてみました。暑がりの私は夏は無理ですが、もう涼しくなって久しいので、近所の山行こうか・・・と思ったんですが、でもいきなり高めの山に行くと死んでしまうかもしれない!?と思って、まず散歩レベルから。

こちらにあるコースを逆から、という感じで、まず鶴巻温泉降りて、鶴巻温泉街を抜けて東名くぐったところからの登山道を上ります。ここでいきなり50mほどの登りになりますが、運動不足がたたったか、準備運動もなく上り始めたせいか、早くも心臓バクバクです。ちょっと、だいぶ?大丈夫かな?残り6kmはあるけど、だめかもしんない。と、思いながらなんとか尾根に上がったら、そのあとは、ずっと尾根沿いで傾斜もなく歩きやすい道でした。途中、吾妻山にはあずまやもあり、朝で歩く人もまれにしかおらず、適度に汗も出てきて、気持ちの良い散歩ができました。弘法山のあたりは秦野市の公園になっていることもあり、かなり人もたくさんいるので、ちょっと苦手な感じで、寄り道もせずさっさと権現山から急な坂を下りました。坂を下りたらもう、車通りの多い秦野の市街です。だらだらと歩いて秦野駅から電車で家に帰りました。

人が多いのは、気を使って散歩のペースが乱れるので、次は、善波峠から大山の方に回っていこうかななんて思っているところ。今回は紅葉はまだだったけど、来週ぐらいにはもう少しは紅葉しているといいな。

太陽熱温水器を修理する(1)

新型コロナで外出を自粛してます。家でうだうだしているのも性に合いませんので、仕事にかまけて放置していた家の課題に少しずつとりくんでいこうと思いました。その第一段、しばらく前に故障してそのまま放置していた太陽熱温水器をまた動かせるようにしようということで、

まず、どのような故障が起こったか、ですが、2013年夏に自作し、稼働開始、2014年夏に、中華バルブがイカレたのを交換して直したわけですが、そのあと、まず2017年5月にPC上のlinux で動かしていたデータ収録可視化が動かなくなったと思います。そのあと、1年ぐらいは動いていたと思うんですが(だいぶ前で忘れた)、ある時、温水器のコントローラーのArduinoが動いていないのに気が付いて、チェックしてみるとコントローラーのレギュレーターが壊れてArduinoが死んでました。そのあと、とりあえずコントローラーをシステムから切り離してそのまま、という電気周りはそんな感じでした。

また、ある時、温水タンクの配管から水漏れがあるのに気が付いて、忙しかったのでとりあえず温水タンクへの水道配管の弁を閉じて漏れたままにはならないように処置。

コントローラーが働かないと温水器の集熱器が水で冷やされないのでかなりの高温(100℃以上)になります。ということで、集熱の配管系の水圧が高くなったタイミングで配管の接手からリークが起こって、集熱配管系の不凍液が漏れて、それも忙しくてそのまま。

ということで、この2年ほどは、太陽熱温水器は稼働せず、故障を放置したまま今に至る、という感じでした。

それを稼働させるには、まず、ハードウェア周りの課題をなくします。

1)コントローラーを作り直す

前のArduinoベースのコントローラーをそのまま動かすのでもいいのですが、当時と今と世の中が違います。ということで、IoT時代に合わせて(というか、周回遅れでしょうけど)、Wifiでネットにつながり、Webから制御でき、クラウドに温水器のデータを上げるコントローラーにしようと思いました。

ということで、コントローラーにeps32を採用、でamazonをポチポチ。相変わらずネットのリソースを最大限活用(というかコピペ)でプログラムを書いて、温水器の各部温度、バッテリー温度、その他BME280で取れる情報などを取り込み、手持ちのMOSFETでポンプなどをスイッチングできるものを作りました。

各部温度はサーミスターで見ていて、そのためのAD変換はesp32のADで十分かと思ったのですが、バッテリー電圧の監視をするにはesp32のADはリニアリティが悪く、ちょっと精度に問題あり、ということで、I2CバスにつなげられるADS1115のモジュールを一部のADチャンネルに使いました。数年前と比べて、こういうI2Cバスにつながる機能モジュールがたくさんあるので便利ですね。

また、コントローラー系がかなり単純になり、必要な電力も小さくなりました。今まではWebにつないでデータ可視化・解析をするのにPCを必要としていたり、いろいろなシステムが複合して動く必要がありましたが、それが今は1チップ。すごいな。

2) コントローラーがおおむねできたら、配線をしてテストをします。温度を読むサーミスターがそれぞれどれか対応を確認し、プログラムを修正しながら、まずサーミスターがどれも生きていることを確認しました。

その次に、ポンプ(12Vポンプを2個パラで動かしている)に配線をして動かすために、温水循環系を復活させます。温水タンクのカバーを外して、ポンプの配管に外部から水を入れたり強制循環させたりするための治具を倉庫の奥から引っ張り出してきてつなぎます。水を入れつつ循環させたところ、数年もの間循環をさせずに放置していたためか、非常に汚い不凍液のなれの果てが出てきました。この際、清水で一度配管を清掃することにして、何度か循環をしつつ清水が循環するようになるまで清水と入れ替えをしていきました。また、この時、不凍液が漏れた場所の確認をするため、太陽熱の集熱板のカバーを外して漏れたところを点検。ちょうど接手で漏れていたので、締めなおしたところ漏れがなくなりましたので、とりあえずこれで修理できたことにします。

この状態で、コントローラーをポンプにつないでポンプを動かしたところ、ポンプが少し動いたら止まり、を繰り返していました。ポンプ故障か?と思い、倉庫の奥にこれまたAliexpressで買って放置しておいた24Vポンプに取り換えたところ、新しいのは問題なく動きました。が、またしばらく動くと止まる、ことがわかって調べたところ、コントローラーで24V電池から12Vを作っていたDCDCの容量不足のためらしい・・(ちょっと煙も出ていたような・・・)、DCDCは秋月の大きめのヒートシンクがついているものを前使っていたので、そちらに交換してとりあえずOKとしました。

そしたら、今度は、スイッチングしているMOSFETがちょっと熱め・・のため、やっぱりリレーを使うように変更しようかな、と思いつつ、とりあえず動くので、動作試験はこれでやることに。

ひょっとしたら交換して外したポンプは全くOKの可能性があるので、大事にとっておきます。

3) この後、温水タンクからの水漏れ場所をチェック。接手からの漏れだったので、締めなおしで直るかなと思ったら直らない。接手を外して確認したら、ガスケットが入ってない!

ホームセンター行きたくない一心で倉庫からガスケットを探し出し、直しましたが、温水部分なので断熱材をはがしてまた取り付け、テープ巻き、で結構疲れた。作業としてはこれが一番大変だったような。それになんでガスケット入ってなかったんだろう。と、よく見たら千切れたガスケットが地面に落ちてた。どうもガスケットの千切れで漏れてたようで、接手を外した時に落ちたのね。

4) とりあえず、動作をさせるのに問題があるところは直ったのでこれでお湯を沸かしてみます。今日は天気が良かったので、昼の時間の間に300リットルの水の温度を20℃程度上昇させることができました。ポンプの流量を増すともう少し集熱できたと思いますが、このあたりは、スイッチングの仕組みを変更してチューニングすることにします。

また、並行してクラウドにデータをアップロードする仕組みを検討して実装しました。というか、google spread sheet にデータをアップロードする仕組みをそのままwebから頂き、1分ごとに各部の温度やバッテリー電圧をupload するようにしました。google spread sheetはよくできていて、データをアップロードしたら、リアルタイムでグラフが更新される。すごい。

こんな感じで、自作のシステムは壊れたのを修理するのが前提で運用をするため、状態監視が重要なのですが、簡単に様子がわかるようになりました。図でFloor heaterはサーミスターが壊れてるっぽい?沸かしたお湯を湯船に張った後のデータなので、Tank の底は水道水の温度+αになり、Topはお湯になって、温度の成層がタンクの中で起こっていることがわかります。

あとは、コントローラーのプログラムをアップデートしたりとソフト周りを直すのと、MOSFETのスイッチをリレーを使うように変更したりぐらいかな。今日は、久々に太陽の熱で沸かした風呂でリラックスすることにします。

京都に行く

昨年末、奈良を中心に京都にも行きましたが、その時京都もう少し周りたいなと思いつつ、年末で予定が詰まっていましたので、ちょっと中途半端でした。次の休みには行ってみたいなと思っていたら、例のコロナです。博物館・美術館・イベント全部閉館・中止、まあ、家に居ろ、ってことだと思いますが、なかなか難しいですね。

ということで、前回中途半端だった京都にもう一度行こう、と思ったんですが、1泊2日の京都行きを家族に相談したら大反対。なんでも、宿に泊まるのが(コロナの観点で)心配とのこと。宿も割と選び放題なんだけどなあ、ってちょっとけちくさい考えも湧きつつ、まあ、わからなくもないので、今回は日帰りで京都に行ってきました。公共交通機関(新幹線)での移動も、同様の理由で難色、とのことで、自家用車で神奈川ー京都を日帰り往復して、行ける範囲で京都の寺社仏閣を回ろうと考えました。

朝は車で行くので、ちょっと早起きで、でも日帰りなので、特に用意するものもなく、近所に買い物に行くような感じで出かけます。

道路は、トラックとか物流があるので、それなりに交通量がありましたが、それでも渋滞は京都まで全くなく、スムーズに京都南ICまで午前中(10時前)に到着。京都の市内も、碁盤目の街なので、流れはよくはないですが、信号の流れの通りに金閣寺まで到着、駐車場に車を止めます。

大型バスが金閣寺の駐車場に1台も止まっていなかったのにはちょっと驚きました。個人の車はそれなりには停まっていましたが、それでも少なめかな。

金閣は、拝観者も少ないながらも、学生っぽい若者グループとか、ヨーロッパからの外国の方とかを中心に来ていて、普通に観光地的な感じにはなってました。でも、私が前に行ったとき(20年以上前)には、順路とかなかったと思うんですが、順路に従って流れるように見るような感じにしてあるってことは普段は行列ができてるんですかね?そう意味で言うと激減なんでしょうね。わたし的にはこれくらいでないと、落ち着かないので来られませんけど。

きんきらきんの金閣寺

個人的には金閣寺の建物とか時代の変遷でどのように今まで続いているのかとかもう少し学べる展示がついていたらいいのにな、と思うんでそこは少し残念な感じがしました。

また、土産物屋に売っているものは、変な言い方をすると外国の人向け、というか、金閣と関連性があるのかないのか不明なものとかごっちゃ、という感じがして、申し訳ないのですが、あまり、みやげ買い物意欲が湧きませんでした。個人的な印象で言うと、宇治の鳳凰堂はその辺がしっかりしてたような印象で、京都の立地からちょっと殿様商売なんじゃないのかな、とも思えたり。

次に、隣の龍安寺の有名な石庭を見に行きました。

こちらも比較的空いていたので、石庭の前に座ってしばしのんびりできてこちらはよかったです。石庭を眺めながら話した内容は、石庭の砂利をどのような手順で掃けば、踏み後が残らず、あのようなきれいな砂利になるのか問題など、どうしようもない話題でしたが・・・

次にさらにその隣の仁和寺にも行きました。仁和寺は、兼好法師の例の教科書にも載っている、あしがなえの間抜け話で有名?な寺ですが、私は初めて行って、こんなにも広大な境内と庭園、寺社建築が広がっているとは知らず、驚きました。

一通り、いろいろ眺めながら散歩しましたが、個人的にはこちらが一番楽しめました。

仁和寺境内から門の方向を見る

こちらはworld famous ではないのか、日本人しかおらず、さらにその数も少なく、上の写真のような感じでした。門前の食事処で昼食をしましたが、そちらも少し閑散としていましたが、落ち着いて過ごせたのでよかった。

最後に京都御所へ。広大さにびっくり。こちらも見学の方はそれなりにいたけど、普段はもっと、ですかね。

京都御所の蹴鞠の庭 国家の潤沢な資金できれいに維持されている。

ゆったりと御所の見学をした後周りを散策してもいいかと思っていたのですが、あまりに広くて疲れたので、近所の喫茶スペースでコーヒー飲んだりしてゆったり休憩。

日帰りなので、日が暮れる前に京都を出よう、京都御所で今日はおしまいってことで、同志社大と京大の筋を東にゆったり走って、その流れで比叡山のところへ行く道を通り、大津へ抜けて大津ICから高速に乗り帰宅しました。帰宅したら途中の休憩(夕寝)、夕食を入れて10時近くになっていましたが、日帰り旅行にしてはいろいろまわれて上出来だったと思います。

学校休校

首相が会見で言った「小学校~高校 休校」の「要請」で、わが娘の学校も昨日から春休みあけまで登校禁止(もともと土曜日曜、特に日曜は学校ありませんが、部活も含めてということ)になっちゃいました。ちょうど先週金曜で期末試験は全科目終了だったので、幸いにして、先生方が成績を出すのには困らなくてよかったですが、娘は、部活や試験後のいろいろ楽しみにしていた活動がなくなってしまって憤慨&やる気を失っております。他の学校では期末考査がまだの学校も多いようですが、試験やらずにどうやって成績出すんだろ。。。。成績表は学期末のタイミング以降郵送で来るらしい。

考えたら、4月過ぎまで休みって、夏休み並みの大型休暇、じゃなかった、休校で、たんまり宿題はもらってきたようですが、暇を持て余しそう。博物館、美術館なども3月中旬まで休館なのですよね。普通の休みだったら、そういうところをはしごしたいところですけどね。自然公園系は人が多人数で集まらないという条件で開いているようなので、我が家は混雑しているかどうかは留意しながら外で過ごす機会をなるべく設定したいと今のところ思っていますが、どうなるか。

感染拡大がどんなところで起こっているか、どこまでわかっていて、どこがわかっていないのか、政府がちゃんと情報共有してくれたらいいのですが、それがないんで、素人目には、学校休校しても、会社員が毎朝満員電車乗ってたら感染拡大は避けられないように思うんですが、どうなんでしょう?クルーズ船の話もなんであれだけ広がってしまったのか、メカニズムが報道で示されていないから、政府もさっぱりわかっていないのかどうなのか、一市民としては不安しかないですよね。

仕事上の打合せなんかも、所外との打合せは特にですが、見合わせか、延期か中止か、ZOOMでできるのはZOOMで、なんていう対応になってきてます。

これを機にテレワークというか、ネット上で仕事や学習をやる仕組みが普通になったらいいかも。

それと、何かのSNSでのデマか何か知りませんが、紙製品、トイレットペーパーなどが気が付いたら、どこの店からも消えてて困った。我が家では、ちょうどあと1ロールしかトイレットペーパーがなかったので、今朝スーパーに行ったら、ちゃんと売っていたので安心しましたが、一時はどうなることか!と思いました。

チバニアン

遅ればせながら今日チバニアンの時代認定の試料を取った地層を娘と見に行ってきました。

神奈川県からは、アクアラインを抜けて圏央道の木更津東インターで降りて走ったところ、養老渓谷にあります。家から行っても1時間半ほどしかかからず、アクアラインの威力に驚いた。しかも、今はアクアライン普通車800円、軽自動車ならさらに安い。こんないい道路にたったそれだけで乗れるなんて、千葉県大丈夫か?と思う。

たしか、アクアラインができてすぐの時に仕事の関係でアクアライン乗ったことがあるのですが、当時往復8000円だったかで、こんな高いのだれが使うんじゃ!?と思った覚えがあります。

チバニアンの話だった。

それで、チバニアンの地層、ストーリーがないとただの渓谷の土の壁なので、現地の近くにビジターセンターができていました。

なかには、地層剥ぎ取りの展示、チバニアンの年代をどのように押さえたか(火山灰層、有孔虫、サンプルの磁気測定)、現地の川床を見ると見つかる、生痕化石や貝の化石の解説など盛りだくさんの内容です。いろいろ地学関係の博物館の展示を見たりしますがそれらと比べても割合濃密な展示がされていると思いますので、建屋はユニットハウスですが、秀逸なビジターセンターでした。

日曜ということもあってか、ビジターセンターの横には余裕を持った駐車場があり、それなりに訪問者がたくさんありました。まあ、千葉県の方がやはり多いですが、小学校高学年~中学校あたりの子供連れの方々が来てました。ビジターセンターでは中学生向けの説明小冊子ももらえて結構よいと思います。

ビジターセンターでは、この場所の価値について、茨城大の岡田さんが説明している映像を見ることもできますが、ここの特徴は、海底の堆積速度が非常に速い(1000年で2m?だったかな?)地層が隆起して現在地上に上がって来ているため、ここで地層のサンプルを取ると、非常に細かい時間スケールで何が起こったかがわかるということなのだそうでした(ちょっとうろ覚え)。映像では、地磁気の逆転境界でそのようなサンプルが取れるのはまれとのことで、例えば地磁気が逆転したときに生物などにどのような影響が出るのか?がわかるのではないか?という話をされていました。

地磁気(残留磁化)の測定をされている話を見て、この残留磁化がどの程度の大きさなのか?がわかる展示があるともっといいのにな、と思いました(昨日、地磁気逆転がサンプルに残っているという話を妻としていたら、妻は「方位磁針を近づけたら反対向くの?」みたいな素朴な話をしていたので、やっぱりどれくらいこまかい測定をしているのかがわかったほうがよい)。

ビジターセンターを見学した後、現地見学。

ただの壁です。はじめに見たとき、認定された境界と思っていたところは境界よりももっと深いところ(古い時代)だった。現地に赤・緑・黄色でそれぞれ今と逆、同じ、遷移の過去の地磁気がわかるような標識が貼られているので、それを知っているとチバニアンの境界がここってわかるけど、予習してないとナニコレって感じです。

ここの見学場所でなんかもめごとがあるようで、謎な看板が立ってたりしましたが、ビジターセンターではそういうのは完全スルー。

見学後、ちょっと回り道でしたが、金谷港まで山道をドライブしてフェリーに乗って帰る。金谷港は、車、人で混雑、でしたので、お土産も買わずにフェリーに乗りました、ら、値上げでちょっとショック。フェリーは好きなのでなくなってほしくないですが、アクアラインと値段の差がかなりあるので、ちょっと厳しいかも。お客さんも金谷港の車の数と比べたらちょっと少ない気がしました。