卓上旋盤の道具を作る

CNC化したことから、卓上旋盤で遊ぶ頻度が増えました。

いろいろと小道具が必要になるので、遊びがてら作っています。

固定振れ止め

旋盤を買ったときに固定振れ止めも買ってあったのだけど、太い管を支えられないので使い道がなかったので、太い管用に作りました。一応70Φの管までサポートできるようにした。ワークと触るところの真鍮の部品は、前に買ってあった振れ止めの部品を流用。

旋盤の台座とのインターフェースの山形の角度がわからず悩みましたが、45度かなと推測で削ったところあっていた模様。45度の山はフライスでバイスにはさんで10mm径のエンドミルで削りましたが、思ったよりは簡単だった。バイスに45度傾けてワークを固定するのには分度器を使いました。

円筒を受けるところは、最初はS45Cで作ろうと思って穴刳りをしていたんですが、大径の穴刳りはビビりがでて困難で、あきらめてアルミで作りました。

エンドミルホルダー

6mm のエンドミルを取り付けたらちょうど手持ちの旋盤で心高が合うように作ってあります。Youtubeのけずりんさんの動画で勧めてらっしゃったのを見て、固定振れ止めを作った残材で作りました。

実際に内径穴刳りに使ってみましたが、普通の内径バイトと比べて切子の抜けが良いので、かなり調子が良いです。小さな孔をあけるために、とのことだったのですが、ミニ旋盤の加工であけるような範囲だったらこれ1つでいいかもしれない、ぐらいの感じです。エンドミルの刃の切れがいいこともあって、ビビりも出にくく、S45Cを45m/min程度の切削速度でも全く問題なし。(というより、メインで使っている中華なスローアウェイの切れ味が悪すぎるだけ?)

ケレ

こちらも比較的太いワークを両センタ加工にかけようと思って作ったケレです。これはモノタロウで頼んだらすぐ送ってくれるSS400の四角いプレートからリングを切り出して作りました。

欲張って、作った固定振れ止めのために、鬼ブリョとして使えるように、また、外径65mmがつかめる様に、と2種類の条件を満たすように作ってみたけど、あまり使う機会がないかも。もう少し小さい径にあったのも作ってみようかと思うのですが、リングを作ると大量の切子が生産されてなんかもったいない。

傘型センタ

回転センターにかぶせて太いパイプを押すために使います。テーパーは売り物をまねて70度にしましたがこの角度にどのような意味があるかよくわかっていない状態。

これを作るときに段取りを間違えて最初に外側のテーパーを削ってしまったため、ひっくり返した時に手持ちのスクロールチャックでつかめなくなってしまってアウト?と思った。何とか材料を無駄にしたくない一心で、中心にM10のタップ穴をあけて摑む治具をねじ止めして内側の穴ぐりとテーパー(回転センタ)をやりました。テーパー穴をあけるためには、治具とワークを繋いでいるM10のボルトにセンタ穴をあける必要があり、ボルトが壊れちゃうかな?と思いながらおっかなびっくり加工した。テーパー穴は、クロススライドを30度や35度に傾けるやり方も試してみたのですが、ハンドルやらクロススライドがいろいろなところで干渉するので、あまりうまくいかず、結局NCのマクロでテーパーを削りました。マクロの方が当然ながら楽ですね。寸法を計算しながらやらないといけないですが。

道具をある程度揃えたので、次は、旋盤自体のメンテをしようかなと思っています。

・ハーフナットを改良(この旋盤、ハーフナットがおかしな構造になっているので、普通の構造にしたい)

・主軸ベアリング、タイミングベルトなどの交換(特定の回転数でブレが出るのでその原因突き止め解消したい)

・バックラッシを減らすなどのことをしたい。

・マニュアル操作をもう少しやりやすくするようなlinuxcncのカスタマイズ。

まさにエンドレスですね。一応必要部品は手当してあるけどいつできるかは不明。

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