昨日敷地の地盤調査をやってみました。
天候にも恵まれ、とても暖かいうららかな一日でした。
敷地に5個の振動センサーを配置して、カケヤで地面をたたいて振動を起こして、センサーで記録します。
延べ10か所で各20回づつ地面をたたいたのでえらい疲れた。今日、内またと右手が筋肉痛です。
取ったデータを分析して、地面の固さを算出するのですが、「趣味」なので、これからデータ分析のやり方を考えます。とりあえず、簡単に調べたところ、関東ローム層でよくある内容にはなっているので大丈夫そう。
神奈川県に建てる家の建設過程とその後の記録
さて、建築前に土地の地盤調査などをしようと思いますが、スウェーデンサウンディングのような
方法の調査は業者さんにお願いするかもしれないですが、私は、「趣味の地盤調査」をやってみようとおもっています。もちろん、「趣味の」調査結果は、建築のもろもろの保証関係には使えないですが、やはり自分の土地ですから、できるだけしっかりとした情報を知りたいものです。
具体的には、地震波を使った地盤の堅さの調査(表面波探査)や、土地の電気抵抗測定による地下水位の調査(比抵抗探査)を自分でデータ取りと、データ分析をやってみようということです。
業務で地盤調査をやっている方でしたら、ちょっといつも使っている機材を借りて、ということもありかと思いますが、残念ながら私はそのような業者ではないので、機材を作るところからになります。
仕事でやるのではないので、メリットは、時間のことをあまり気にせず、好きなだけ調査ができますね。
陸上での地震波探査は、大学4年の実習で、カケヤで地面をたたいて、校庭の調査をやったことはありますが、それ以来です。付け焼刃的に、手法などを勉強しているところです。
今日は地震波の波形を記録する装置を箱に収めて半分ぐらい作ってみました。地震計は5点程度設置してカケヤで地面をたたいて起こした地震波を記録しようと思っています。
調査に使うカケヤは、借りてきてもよかったのですが、外構や庭木をDIYする時にどうせ必要だろうということで、ネット通販で安さ爆発なものをポチリと購入2300円也でした。ホームセンターで見たら5000円弱したため、とてもこんな予算はない!ということでネット通販です。
他にも、比抵抗探査をするための地電位測定用電極は、素人っぽくアース棒を10本2000円也でこれもネット通販でポチリ調達です。比抵抗の方はバッテリーで地面に電流を流して、テスターで流した電流と地面の電位差を測ってやろう、と思っていますが、手でExcelにデータ入力は面倒かもしれないので、一度手作業でデータをとって、もし面倒なら、データロガーを用意して一気に8点で測定をするかもしれません。こちらはまだ勉強段階なので、あまり具体的にどうしようというイメージがあるわけではありません。
土地の造成は、この夏天候が不順だったことと、私が二区画購入する際に計画の変更をお願いしたことから、完了が遅くなりようやく9月下旬に測量、開発の検査が行われて、土地の開発登記が10月になされました。
それを受けて、私たちのローンもすでに審査は9月あたまに通していましたが、土地部分の実行をすべく、10月になってローンの契約を行いました。
ローンの実行決済は、私の仕事の都合等もあり、平日に銀行に行ける日がなかなか取れず、11/7になりました。
決済の朝、銀行に行くと売主さんと仲介の不動産屋さん、それから、登記をしていただく司法書士さんはすでにいらしてました。さっそく、司法書士さんの示された登記手続きに関する同意書に捺印し、そのあと、代金の振込依頼書を記入します。開発工事の変更分の精算、固定資産税の日割り分、土地の残金、それから、測量後に変更になった土地(0.2平米!)の精算分の合計を売主さんに振り込みます。また、同時に、不動産屋さんに仲介手数料をこれも振込みます。司法書士さんへは、口座から引き出して現金で登記作業の登録免許税と報酬分を支払いました。
銀行の作業を行っている間、売主さん、不動産屋さんとよもやま話。開発で出た土砂を売主さんのところの土地に移して処分したそうなのですが、そこを近所の方と一緒に家庭菜園として利用するという話や、こちらの家の建築の予定と現在の進捗と、プランについて話していると通帳が返ってきました。
見ると、多量のお金が入金し、同じ日付で多量のお金が出て行って、ローンの保証料や印紙代分がさらに引かれ、最終的には少しのお金が残った通帳になっていました。借金で家を建てることを実感した一瞬でした。
登記の書類は1週間程度かかるとのこと。
2Fトイレ、今建築される多くの家が標準仕様的に装備しているものの一つと思います。これは高年齢の方にとっては2Fで過ごすためには必要だということで、私の親も必ず付けるようにとアドバイスしていたし、妻も同様の理由でつけることを望んでいました。
これを私の判断で、つけないことにしました。
理由は下記の通りです。
1. 必要性。若者は1Fまで下りていけば用を足せるので必要ないです。高齢者に誰も必ずなりますが、その時は「2Fは使わない」ことで対策ができます。我が家は、客間として和室を1Fに設けていますが、年を取ったら、1Fの和室を寝室とすればよいでしょう。本当に必要なら、トイレを2Fに作るより、1Fを増築して部屋を取った方が、豊かな空間が作れると思います。また、我が家では庭のスペースは将来の増築余地としても考えます。とはいえ、個人的には、増築をしたいというニーズは出てこないと思っています。年を取ったら、掃除も大変になるのだから、なるべくミニマルな空間で満足してすごすことができるように、今の設計を考えておけばよいのではないかと思います。
2. 費用がかかる。大したことはないといっても、我が家には無視できない費用です。
3. (大して使いもしないのに、)掃除してメンテすべきスペースが2倍!年とって使う必要が出てきたときにちょうど取り換えたりしないといけないのでは?
4. 本来的にくさくて不潔な、水回りスペースを2Fのようなドライで清潔なところに紛れ込ませたくない。
5. 配管を流れる水が、木造家屋の場合、響くので、音じまいをすることが難しい。我が家の場合、2Fトイレのベストスペースの下に和室がくるので、これは深刻。1F和室で寝ていたら、深夜に子供が2Fトイレを使って流れる水の音で目が覚めるというような事態を断固阻止です。
ということで、2Fトイレは我が家はやめました。必ずと言っても良いほどついているようですが、どうなんでしょうね。
とはいうものの、2Fの多目的スペースにその気になれば簡単につけることはできますので、あまり心配はしていません。また、1Fのトイレは、階段を降りてすぐのところに設けましたし、階段は踊り場付きで、足下灯や手すりなどをしっかり用意するので、安全面も気を付けることにしています。
おじは、階段踊り場から入るトイレという設定もあるとアドバイスしてくれましたが、これは私には1Fからも2Fからも不便と思ったので、1Fでということにしました。
9/30 プランのアップデートができたとのことで打ち合わせをしました。
これまでは、平面図で議論をしてきましたが、だいぶ方針が固まってきたので、
今回は断面図もかかれています。
間取りについては、すでに書いた通りですが、少し違いがあるのは、2Fの多目的室が、将来子供部屋が2室必要になる可能性を踏まえて、仕切りを入れて個室化することができるようにしたことです。我が家は基本的にはオープンな空間づくりを基本に考えていますが、例外があります。それは、夫婦の寝室、と子供部屋です。
これらの部屋はそんなに広々していなくて良いですが、プライバシーをとれるようにすべき、と考えています。
また、断面図を見るとリビングの上の吹き抜けの2Fの上部には「ロフト」が作られていました。
これは、2Fの多目的室から梯子で上がれるような感じのスペースで、荷物置きができるとともに、吹き抜けの
容積を小さくして冷暖房の負荷を下げることを狙っているとのことでした。
このロフト、あれば便利でしょうが、「いらない」とお願いしました。
ロフトはどうしても暑くなるので、居られないし、荷物を置くにしても、保管環境としてはいまいちです。
ただで施工できるわけではないので、要らないものは省くの精神で省きました。
それから、断面図を見ると、かなり建物の全高が低めに作られています。これは、天井高を抑え気味にしているためです。1F階高が2.6m, キッチンの天井高が2.2mです。2Fの階高も2.53mと割合低めです。2Fはところが、勾配天井を採用しているので、感覚に訴える階高はそれほど低いわけではありません。
この階高の設定は、建物のプロポーションを考えてのこととのことでした。
ロフトをやめる他方で、お願いしたのは、「床暖房」をLDに付けたいということです。
吹き抜けでつながっているので、多目的室も含めかなりの容積がありますが、これらの部屋を床暖房で暖房できれば、実質全館暖房が実現するのではと考えました。まあ、相当燃料費がかかりそうですが。。。。
これは費用的に相当重そうですが、床暖房、魅力的です。。。