引き渡し後 施主工事(3) キッチンカウンター収納続き

今日は朝からIKEAのキッチンカウンター収納の製作を行いました。
マニュアルが一応ついているので、ベースキャビネットの製作はそんなに難しくありません。
道具は、+ドライバーとキリがあれば大丈夫でしょう。私は楽をしようと思って電動ドライバーも用意しましたがあまり有効に使うことはできませんでした。
というのも、IKEAの家具についてくるねじ類が、日本のねじ規格とどうも少しだけ違っているようで、ドライバーの頭が微妙にねじに適合していなくって、ねじの+の部分をなめやすいのです。電動ドライバーで無神経に締めちゃうと、困ったことになりそうだったので、かなりの部分を手締めでやりました。
+ドライバーのビットの方が悪い、という話もあると思いますが、普通に売っているコーススレッドなんかは全く問題なく同じビットで締まりますので、ねじの違いかなと思っています。
製作をするときに誤って床を傷つけないよう、こたつ布団を床に引いて養生して作りました。
ベースキャビネットを壁付するときに受けの木材をつけておく必要があります。引き出しを引いたときに引き出しの重みで最悪キャビネットが転倒する恐れもあるので、受けの材を使って壁にキャビネットを固定します。
IKEAではアルミの受け材を販売していますが、2x4の材木を壁に取り付けてもよいとのことだったので、我が家では2x4の材料があったのでそれを壁につけることにしました。(アルミアングルは数千円ですが、2x4の材木は300円ですので)。
壁は石膏ボードの裏に間柱があるのですが、どこに間柱があるのか調べるのは少し苦労しました。
ちょうどキッチンの壁には筋交いが入っていることと、分電盤が裏についている関係で配線が非常にたくさん裏の壁にはとおっています。もし間違えて配線にビスを打ってしまうと停電!というか火事?なので、非常に緊張して、間柱発見器(1300円程度で購入)と壁をたたいた音で判断して何とかつけました。
そうそう。2x4の材は今日ホームセンターで買いなおしました。置いてあった材は、屋外で半端な保管状態で半年程度置いておいたら、ねじれてしまっていて、使い物になりませんでした。2x4の木材は乾燥材でないので、やはり置いておくと変形が大きいようです。
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そんなこんなで、ベースキャビネットを壁に固定した状態。
2つのキャビネットの間は60cm程度あけて、ここにジャガイモや玉ねぎの収納をするつもり。または、ごみ箱置きかもしれませんが。。。奥の壁際はコンセントがあったので、最低限のスペースをあけるつもりで7cmだけあけておきました。カウンターの大きさは167cm幅、奥行きは65cmになりました。
天板は186cmあるので、167cm幅に切断します。
素人に切断は難しいということを書いているWebページもありましたが、それほど難しくはありませんでした。
便利台2つの上に橋を架けるように天板を置いて、鉛筆でケガキをしてのこぎりでゆっくりと切断しました。
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ビーチ材(ブナ)は、柔らかくて楽に切断ができました。
一応切断面は、ペーパーがけをして、面取りをしておきました。
今日できるだけ作業を進めておきたかったので、このめちゃくちゃ重い天板を一人でキャビネットのところに運んで設置をしました。
2人で作業をするようにIKEAのマニュアルにも注意がきがあるのですが、確かに一人でこの作業をするのは無茶だと思います。でも、引っ越しまで時間があまりないので、気合で。。
キャビネットの上に乗せて、引き出しを半分だけ作ってつけてみました。
今日は、ここまで。作業自体はそれほど手順は多くはありませんでしたが、いったん休憩すると、なかなか作業に戻れず疲れ気味でそれなりに時間がかかってしまいました。
とりあえず、今日はここまで。引き出しの調整がされていないので、チリがめちゃめちゃですがとりあえず。
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あとは、引き出しの残りをつけて、取っ手もつけて、引き出しの調整をしておしまい。
今日は他には、無印で買ったキャビネットやチェストの配送引き取りや、その他こまごまとした工事をやって、また、お隣の建築現場にお隣さんの一家がいらっしゃったので、世間話をしたりして、一日がつぶれました。午前中は曇りでしたが、午後晴れて結局今日も暑い一日だったなあ。。。
ところで、今日は、工作の過程で2x4のSPF材、ウエスタンレッドシダー(デッキによくつかわれるホームセンターでも売っている材)、天板のビーチ材、それから、我が家のウッドデッキに使われているセランガンバツと、様々な材を切断してみましたが、やはりホームセンターに売っている材は安物ですね。ウエスタンレッドシダーはデッキに使われるぐらいだから、密度があるのかと思っていましたが、SPFと変わらないぐらい軽くて、柔らかい。SPFよりはましだと思うのですが、あまり耐候性があるようには思えないのですよ。。。デッキで使うには塗装を毎年やるように書かれていますが当然かと思います。一方、セランガンバツは非常に重くて、しっかり詰まった材です。無塗装で15年持つとか言われていますが、持つかも。。。と思わせるものがあります。やはり、多少お金がかかっても外回りはいい材を使うべきかも、と思った一日でした。
夕ご飯を食べたら、引っ越しの荷物整理をやんなきゃ。。。こっちは、気持ちが乗らなくてなかなかすすまないです。

引き渡し後 施主工事 (2) キッチンカウンター収納

我が家は予算節減のため、システムキッチンに合わせてメーカー品のシステム収納を買うことをしませんでした。我が家のキッチンは壁付けのI型なのですが、IMG00247.jpg
こんな感じで、リビングダイニングに直角に面しているような作りになっていて、システムキッチンのすぐ背後にスペースがあります。ここに冷蔵庫と食器棚を置くような計画でしたが、食器棚の以前から使っているものは家電収納がなくて、食器棚だけなので、オーブンレンジの置き場に困っていました。
そこで、思い切って食器棚を倉庫におろして、キッチンの食器棚スペースにオーブンレンジも置けるカウンター収納を作ることにしました。
カウンター収納は、天板の奥行をシステムキッチンと同じ65cmとして、ちょっとした作業台として、またオーブンレンジやポット、トースターなどをゆったりと置けるようにします。天板の下は、引き出し収納にして、食器などをしまうことにしますが、全体を引き出し収納にはせず、一部をオープンにしてそこにジャガイモや玉ねぎなどの野菜袋などをしまっておけるようにするつもりです。よくある提案としては、分別ごみ箱などを入れたりすると思いますが、我が家は、分別ごみはすぐに勝手口の外側に置いたごみ箱に整理してしまう予定。
カウンターの上には、吊戸棚を作って、グラスや食器などの収納にする予定です。
天板ですが、妻の希望で、木の板にしました。なんだかアメリカンな感じだなあ。
天板の下の引き出し収納も含め自分で作るのは大変過ぎるので、今回は、IKEAを活用しました。
ビーチ材のワークトップ、それから、3段引き出し収納60cm幅、40cm幅を組み合わせて購入しました。
IKEAに行くとキッチンのショウルームにはキッチンプランナーがいて、相談をするとてきぱきと部品表を作ってくれました。その場で取っ手なども合わせてチェックできるので、方針と寸法が大体決まっていたので、その場で現物を見ながら、構想を固め、プランナーの方に部品表を作ってもらい、購入できました。
買ったものの総額が9万円弱となりました。部品一個一個は安いのですが、まとめると結構な額になりました。特に天板が3万円と結構高価。ちょっとした家電収納付きの食器棚が買えてしまいますが、広々した天板と自由な組み合わせ代だと思いましょう。
IKEAで大変だったのは、買った品物の輸送でしょうか。配送サービスもありますが、無謀にも、我が家のコンパクトカーで長さ186cmの木の天板を引き出し収納もあわせて積んで帰りました。車内はかなりきちきちでしたがなんとか運べました。天板はめちゃくちゃ重いですので、素直に配送サービスを利用するのが吉かも。
なんだか、若夫婦みたいなことをした一日でした。(老夫婦とは言えないが、30代後半で若夫婦とはとても言えない。。。)
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これが、今回IKEAで購入したもの。全部我が家のコンパクトカー(FIT)に無理やり積みました。
この日はIKEAの前に、家具屋さんを4件回った後だったので、めちゃめちゃ疲れた。
家具は家具でなかなか思ったようなものがなく困ってます。
IKEAの収納は、今日作る予定。ちゃんとできるかな?

引き渡し後 施主工事(1) 倉庫棚

引き渡しが済んでますが、引っ越しまでにいくつかすべき工事があります。
基本、施主工事です。
施主工事その1)
我が家は倉庫を作りましたが、倉庫に場合によっては車を入れたいと思います。
たとえば、実家から親が来訪したときに、路駐はできれば避けられるとうれしいということで、車を
倉庫に押しこめると良いです。
車って結構大きいもので、5坪ほどの倉庫は車を入れたらいっぱいになってしまいます。
倉庫は普段工作室として使うつもりなのですが、道具や資材はいつも入れておきたい。車を入れるときに資材を外に出すのはしんどいし、雨ざらしはNG.
というわけで、倉庫をできるだけ立体的に使えるようにしておく必要があります。
具体的には、棚を作って頭の上のスペースをできるだけ物置としてつかえるようにします。車を入れるときは、棚の上に荷物を退避する、というか、普段から棚に整理して倉庫を使いましょう。ということです。
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思い立ったが吉日で、作ってみました。余っていた収納棚の板を安ーい棚受け金物(1個250円)で柱につけただけです。
基本的にシャッターの天端の高さに棚をつけましたが、やはりカウンターの高さにも棚があると便利ということで、車のドアの開ける場所を考慮しつつ、腰の高さにも棚を付けました。
工作室っぽくなりました。
まだまだ、棚の数は足らないので、今後は、2×4で棚の枠をこしらえて、べニアを棚板として張ろうと思います。倉庫の頭上の高さはぐるっと全周棚になっているという感じにしようと思います。
棚を作っていく過程で、柱と柱の間のスペースがこれまた便利に棚として活用できそうな感じがしてきました。最初は壁を張ろうと思っていたのですが、壁を素直に大壁のように張るのはやめて、真壁、というか、壁全体がニッチの収納という感じで作るのがいいかもしれません。
今のところ、そこまでは作っていませんが、工具を壁にかけられるよう、1x4の桟を打ち付けました。
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この桟の上にかぶせるように、1×4の板を間柱の間に渡して留めれば、ニッチ収納の一丁上がりという感じですか。
倉庫の外壁はガルバリウム鋼板の波板が張ってあるだけなのですが、南側に窓がなく通気が良いせいか、こんな夏でもそれほど暑くありません。今のところは断熱材を入れて壁を張る必要はまったく感じません。
もちろん冬はとても寒くなると思いますので、それまで断熱材や壁の効果を勉強しつつ、壁を張ろうと思っていますが、収納容量を減らすような壁の張り方はしてはだめだと思いました。
むしろ今必要性を感じたのは、倉庫のドアに網戸を張ること。夜灯りをつけて風通しのためにドアを開けていると、カナブンが飛び込んできてとってもうっとおしいです。

引き渡し(8/10)

工務店からの引き渡しが金曜午後2時から行われました。
まずお決まりの、鍵の引き渡し。我が家は、玄関と、倉庫のドア・シャッターの鍵を受け取り、その場で開錠、施錠の確認をしました。
次に、システムキッチンとユニットバスはタカラの製品を入れているので、タカラの方から現地取扱い説明をまず受けました。
キッチンのステンレスの天板の石目に汚れが残ることがあるので、それは激落ち君で掃除するといいとか、グラストップのコンロのお手入れはクレンザーをラップにのせて(スポンジでなく)こすった方が効率がいいとか、レンジフードのことなど、お手入れのコツを教わりました。お風呂の床は、磁気タイルになっていて、目地も強度があるので、デッキブラシでガンガンこすってお手入れしていいので、どんどん掃除してきれいに使ってください、という感じで、お風呂についても、お掃除関係のアドバイスをいただきました。まあ、毎日の暮らしで、きれいに維持することが重要なので、こういうアドバイスを最初にもらうのは大事だと思いました。
次に、人感センサーの玄関灯や、階段灯の調整の仕方について、電気屋さんから説明をもらいました。事務所検査の時に、玄関灯が思ったタイミングでつかないといったことがあったのですが、なぜかわかりました。と同時に、玄関灯とウッドデッキの照明が連動していて、ちょっと問題があることもその時判明。玄関灯は普通ずっとつけておくものだと思いますが、そうすると、デッキの灯りがつきっぱなしになっちゃう。
対処法を設計事務所を通じて検討することになりました。まあ、焦らず安上がりの方法を考えていきましょう。
そして、最後に現場監督さんから、確認関係の書類、器具関係の取説のファイルを受け取り、シロアリの保証が5年間であることや、瑕疵保証の10年の話などをいただきました。
最後に、これは当日の朝お願いしたことですが、あとで自分でやるちょっとした工事にウッドデッキの材が必要(テレビアンテナをウッドのバルコニーにつけるつもりで、アンテナ金具の受け材)だということで、工事で余った残りのウッドデッキの材を分けていただきました。
まだ、工務店と、設計事務所と相談が必要なことが少し残っている感じですが、これで引き渡しです。
引き渡し後、さっそく家族3人で家をためしに使ってみました(引っ越しはまだ少し先です)。
まず、倉庫にためしに車を入れて記念写真を。
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農家の納屋チックでいい感じ。アメリカの家のガレージってこんな風情で、一度やってみたかった。
とはいえ、この倉庫、工作をしたり、菜園のための道具を入れておいたりするために使う、それから、家族は自転車を入れたい。。。と言っているので、車をこういう風に入れて使うことは、これでおしまいでしょう。荷物入れたら車入らないと思うし。
というわけで、最初で最後の記念撮影?です。
家族みんなで室内でゆっくり過ごすのは初めてです。
さっそく妻は和室で昼寝してました(昼まで仕事が詰まっていて疲れてたみたい)。
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これはしつこく、ブログにも紹介している、リビングから和室と玄関方向を見ているところですが、いろいろと問題のあった3連吊り戸もちゃんとついています。軽やかな見た目にふさわしく、操作も非常に軽いです。マグネットキャッチもちゃんと効いていて、吊り戸を閉めるとがたがたせず落ち着いています。
玄関のポリカ+縦格子のついたても、周りの光の具合で表情が豊かに変化し気持ち良いです。
リビングの南側は連装の腰窓になっていて、それが衝立の向こうの玄関まで連続しています。この腰窓のおかげで玄関からリビングまで一様に明るく過ごせています。
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吹き抜けに面した壁もポリカの半透明の壁になっていて、こんな感じ。ちょうど午後3時~4時の西日が入ってくる時間帯でしたが、ポリカの窓を通してみるとこれも風情があっていい感じ。2階の多目的室との間の吹き抜けの手すりも圧迫感なく気持ちの良い空間になっていました。
外の玄関周りはこんな感じ。
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オープンな駐車スペースから簡素なコンクリ打ちっぱなしの階段を上がって、これもまたシンプルな玄関ドアから入ります。玄関の向かいは倉庫の壁ですが、少し動線の軸をずらしつつ、ポーチを共有して倉庫と母屋がつながっている構成になっています。
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この倉庫と玄関の間の空間は、ポーチから続く、和室前の坪庭にもなっています。
このちょっとした空間は、ちょうど建物の影にもなっているため、昼でも涼しい風が通りぬけます。倉庫を玄関前に配置したことが視覚的にも、環境的にも非常に有効に働いています。
家を味わった後は、いろいろなところで家族の記念撮影を行いました。
妻は、バルコニーが気に入ったようです。やはり、屋外で風を感じて過ごすのは気持ちよいです。
私は、倉庫にいくつか荷物を運びこみ始め、また、ネットワークストレージや無線LANルーターなども、さっそく設置して動作確認をしました。
妻と娘はリビングで寝っころがりながらYoutubeを見て、光ファイバーのネット環境を堪能していました。
一通り、楽しんだあとは、施主工事のために必要な資材を近所のホームセンターに寄って買い物した後、元の家に帰りましたが、今日は、完成お祝いということでささやかながら家族で焼肉に行き、ビール飲みまくりました。
まあ、ひと段落ついて、ほっとしたというのが実感で、これから引っ越しなどの準備も続きますが頑張ろうと思いました。

最終金ローン契約、火災保険契約

昨日の設計事務所検査でOKでしたので、翌日、予定通り最終金のローンの契約を行いました。
最終金はローンで借りるだけでは払いきれず、かなり自己資金を出しています。いやー。大変。
途中で、司法書士さんのあいさつを受け、所有権関係、抵当権設定の登記、それから、土地登記の住所変更を委任しました。司法書士さんへの報酬は、手数料をケチってネット振込で払います(銀行ローンをかかえているので、ネット振込手数料がなし!)
また、火災保険の契約もします。ずいぶん悩みましたが、セコムの火災保険・家財保険・地震保険を5年一括払いの契約をしました。火災保険は、水災補償を外すことで、費用を抑えました。とはいえ、地震保険の費用が大きい!当地は、東海地震の被害を受けるエリアということで、料率も高いようですが、昨年の地震の後なので、しばらくは入っておこうと思いました。費用の半分が地震保険という感じですが仕方がない。。。
火災保険は30年一括払いもできますが、費用が大きいのと内容を見直す(とはいってもそんなに見直しするポイントがないですが)可能性を考えて、30年契約というのはしませんでした。30年契約一括と5年契約一括では我が家の場合、年間数千円の保険費用の違いとなります。
これで、週末金曜になにもなければ、引き渡しがなされる予定です。すでに引っ越し業者さんも決めたので、
引き渡しがされたら施主工事や荷物の一部運搬をしつつ引っ越し日まで梱包大会ですね。