それで、塾に行くからにはやっぱりしっかりやってもらいたい、ということで、何かをしなければいけないと思いました。
まず1つは、向上心を持つような動機づけを意識してやってみました。
「君はね、本当は塾でも一番になれる人なんだよ」「今、この場所にいるのは、やるべきことをやってないからなんじゃない?」ということを言いました。
そのうえで、家庭学習をする環境を整えることにしました。
中学受験の本を何冊か買って読んで、そこでおすすめされていたことをいくつかそのまま真似して、こんなことをやりました。
(1) 勉強スケジュールを1週ごとにエクセルの表にしてホワイトボードに貼りました。
日能研は5年生は月水金授業で、土曜日にテストがあるのですが、毎日寝る時間は22:30、起きる時間は通学の都合で6:30に設定して、塾の日は寝る前の1時間程度、そうでない日は、塾の家庭学習を2~3時間程度割り当てることにしました。(必ずしもかっちりはできていないところもありますが、スケジュールを目に見える形にすることで、学校の授業と同じように、家庭学習が生活の時間割りに組み込まれることを期待しました)。
(2) 家庭学習ノートの作成
日能研では、授業の「本科」のテキストのほかに、家庭学習用に「栄冠」のテキストが配られます。この「栄冠」の問題をこれから(9月から)は穴なくやるようにしよう、ということで、日能研のノートを買ってきて、各教科ごとに「本科」と「栄冠」のノートを作りました。算数に関しては、演習が多いので、日能研のノートでは間に合わないと考えて、普通のKOKUYOのノートを買ってきて、「栄冠」の全問題と、それから「計算と漢字」テキストの全問題をそれぞれコピーし、大問1問をノート1ページに貼った、特製ノートを夫婦で作りました。
これをやったのは、「Nフレンズ」という、日能研を卒業していろいろな中学に入学した1年生にまとめて会って質問できるイベントに参加したときに、お姉さんたちの勉強ノートを拝見することができて、いくつか、そのようなノートを作っていた人がいたな、って思いだして真似してみました。
(3) 親の確認
家庭学習や模試やカリテの答え合わせは基本的に親がやることに一応しています。子供が答え合わせすると、本当は間違っていてもマルにしてしまうことなどもあり、それに、親が答え合わせすることにすると、その過程で子供が理解しているかどうかなども把握できるので、これはいいと思っています。
我が家は共働きで、なかなかこれを徹底するのは大変ですが、我が家は母親が栄養補給担当、父親が答え合わせと指導担当ということでやっています。ただ、父親が出張中は、母親が両方担当で、これってとてつもなく大変なことです。
(4) 送り迎え
平日は無理なんですが、休日の試験とかは、朝早く集合(8:30)ということもあるので、極力父親が車で塾まで直接送ることにしています。時間を大切にしないと睡眠時間は取れませんし、家庭学習もこなせません。
これを夏季講習あたりから考え始めて9月以降やっているんですが、少しは効果があったようで、12月時点で模試の4科目偏差値の9月以降の平均が7月までの半年と比べて10上がっているので、やってよかったと思います。とはいえ、5年の秋以降、算数も社会も、理科も習ってくることが非常に多くて、その進みも怒涛のようなので(少なくとも私にはそう思える。)、十分に内容を咀嚼できているかは大きな疑問で、これからどうなるかは予断を許さない感じです。