中学入学後2カ月 雑感

ようやっと生活に慣れてきた感じです。遅い?

他の学校だと、もうとっくに中間試験終わってたりするようですし、部活もかなり活動しているようですが、娘の中学は、ゆったりしているのかな?ようやく中間試験が終わったところで、昨日夜、娘はダラーっと夕食も食べずに寝てました。中間試験は各教科、家でも試験勉強はしていたようですが、結果はどうでしょうね。。。先日、家で英語の勉強をしているのを見ていて、あまりにNGな感じだったんで、過保護な父親が手を出してしまいました。そっと見ている感じでいようと思ったんですが、これはまずいって。でも、先日保護者会では、保護者の方に先生から生徒の勉強姿勢についていろいろコメントがあったようです。かなり細かく先生方は生徒を見ていて下さるようで、妻を通じて話を聞く限りは安心だなあという印象。

部活も、仮入部がようやく終わったようで、活動開始を楽しみにしているところの様子。兼部などもいろいろ検討していたようですが、結局兼部なし、活動日が毎日ではないから、暇じゃないかな?って父は思ってます。

男子校の文化祭って春にあるのかな?塾の同級生で、麻布とか栄光とか行った子たちがいるそうで、娘は同窓会?なのか、文化祭に遊びに行ってたみたい。受験後にそんな感じで多少交流があるのはいい。

この間日能研の予想R4が出ているのに気が付きました。まあ、昨年とあまり違ってない(?)ようにも思いますが、付属人気、共学校人気、神奈川の受験生が東京に吸い取られる感じ?を反映しているような内容なのかな?って思ってみてました。神奈川の女子校、多くの学校が偏差値低下で苦しんでいるように思えますが、昨年Nフレンズ等で女子校の生徒さんたちを沢山見た感じからすると、なんで偏差値下がるかな~おかしくない?なんて思いました。受験生保護者を卒業して冷めた目で眺めてみると、受験の虚実ないまぜが偏差値表に現れてるように感じられます。親はやっぱり、そういういろんな情報に振り回されがちですが、実際自分にとって一番合う学校を一番わかってるのは、受験生本人なのかもしれません。なかなか難しいところですが、できるだけ受験生本人が学校の雰囲気を感じ取れて、良い学校が見つけられるようにしてあげられたら良いと思います。

中学入学1か月 近況

娘の中学入学からちょうど1か月がたちました。まだ日能研のWebにはアクセスできるのですが、寂しい感じで、夏には過去の成績にもアクセスできなくなって卒業、になるのかな?と思っているところです。

結構学校は遠いので、母親は5時過ぎには起きて、弁当作りを今のところがんばっているところです。娘も5時半には起きて準備を、最初のうちは、かなりできていなかったが、少しずつ自分で起きられるようになったようです。とはいえ、行きの電車の中で、本を読んだりするほど余裕はまだなくって、ぼーっとしているとのこと。

母娘が早起きをするので、私もつられて早起きをするようになりました。そのため、寝るのは家族全員かなり早くなりました。受験の時は11時を過ぎて娘が起きていることもあったけど、今は10時前には寝ちゃってます。

毎日学校であったことを話してくれるのが喜ばしいですが、各教科とも課題がそれなりに出るので相当忙しそうです。今日も理科の課題で花粉を採取して学校で見るらしく、外の花をいろいろ探しに行っていました。地理なんかも、プレートテクトニクスの話をしつつ、地図帳で海溝、山脈、地溝帯など楽しく調べものしてました。

英語は、春休みに宿題もなく、ぱっと見には、スロースタートに見えるのですが、発音、発話を中心にall English でやっているようで、楽しそうに学んでいます。入学前は特にどういう勉強をするか、知る機会がほとんどない学校でしたが、公立出身の親から見ると、うらやましくなるぐらい、いい英語学習環境だね、と思います。

国語も多読、作文の課題、漢字の小テストもあり、国語の入試問題が割合難しめだったと思いますが、これだけの課題をこなすためには、入試があれでちょうどいいんだろうな、と納得しました。また、礼拝の説教集その他の配布物を眺める限りでは、いろいろと良い話を聞く機会が日常的にあるように思えます。

また、毎日の礼拝、英語、音楽、放課後の部活等、音楽に触れる機会が多く、気のせいかもしれませんが、入学後、娘の歌が上達したような気がします。これは、入学前にはあまり思っていなかったことですが、いいよねこれ、って思ってみています。

総じて、いろいろと感性を刺激するアクティビティも多く、今のところ、娘をここに入学させて、正解だったのでは?と早合点しているところ。

受験生に学校生活を知らせるイベントが少なく、他の学校ではいろいろと受験生向けの行事をしているのに、って思っていましたが、無用な心配でした。

今週あたりからは、部活動にも参加することができるようになるそうで、一層忙しくなるね、と横目で娘を眺める父親です。

 

米国出張にて

この間、カリフォルニアのとあるところに出張をしました。

先方とは何度か往来があるお知り合いの関係で、今回の出張は、

「1月から2月は娘の中学受験があるから、その時期の訪問はちょっと無理で、3月あたりがいいかな」

と相談していましたし、

「中学受験対応無事終わったよ」

なんてメールをしていたので、ランチやディナーの時には、中学受験・大学受験がらみの話にもなりました。

5年生から2年間通塾して中学受験の準備をしたことを話したら、ちょっと驚かれました。

米国でももちろん中学高校は、上から下まであり、トップ25大学に入学する割合の高さなどから、地域トップ校とみなされる学校が固定的にあるようです。そして、そのほとんどは、私立の学校だそうです。そういったトップ校を目指す家庭は当然あって、そういった家庭の子は準備のために小学校6年生の時には、準備クラスに通うとのことでしたが、日本のように、家庭によっては低学年から塾に通うというようなことはない、とおっしゃってました。

そういった私立の学校ですが、当然学費は結構するみたいで、先方も子供を私立にやったそうですが、学費が毎年、「カムリ一台分」(=300万+?)かかると言ってました。まあ、米国はここのところ、不動産価格もめちゃ上昇、いろいろなコストが上昇しているので、それと比べるとまあしょうがないレベルかもしれませんが、日本と比べると2~3倍ということで、結構お金がかかるな、と思います。

この費用の違いは、国などの補助金額の日米の違いにあるのか?と思って、調べてみたんですが、日本では私学への補助金は10%程度だと思いますので、これほどの学費の違いが何に因るのかよくわかりませんでした。

当然そういった地域トップ中学高校に入る子は、大学にも行くので、大学のアドミッションについての話にもなりました。

ちょうど日本では国立大学の入試が終わったタイミングだったので、

「日本では、2日間の入試のペーパーテストだけで、アドミッションが決まる。高校からの書類は、高校課程修了見込みの証明でしかないんだ。」(ごめんなさいセンター入試は配点が低いので無視しました)

という話をしたら、これもまた驚きの目。

「そのとき調子が悪かったらどうすんだ?」

という話があったので、

「そりゃ、だめでしょ。だから、中学受験もそうだけど、体調を崩さないようにめちゃ気をつける。この時期インフルエンザとか流行るから、結構大変。」

「でも、逆に2日間だけパフォーマンスを出せばよいから、楽とも言える。自分は、6年間優秀な成績を継続的にとる、なんて真面目なことは到底できないから、この日本の入試制度に助けられたと思う」

などという話をしました。

米国は、共通学力テストもありますが、学校でのパフォーマンスも評価の対象で、その上で、essayの内容が重要だ、という仕組みなので、大変だ、と思います。日本でも、近年はAOとかの制度でこれを真似していると思いますが、日本の場合、AO入試が大学の定員確保策に堕しているので、これはだめだ、と思います。AO入試で入学することが悪いとは思いませんが、同じ学校で比べるとAO入試で入った人の方が学力に劣る傾向にあるのは、当然のことだと思います。

米国トップ25大学という表現を先方がされていたので、興味を持って調べてみましたが、日本ですと、東大・京大・一橋・東工大、早稲田・慶應というように学部関係なく学校の名前でヒエラルキーがあるような見方がされますが、米国の大学評価は、様々な視点でのランキングが発表されていて面白い。私は大学は理系出身ですので、STEM(=Science, Technology, Engineering and Mathematics)大学ランキングに目が行きます。

出張でYaleやら、Princetonなど、いろいろな大学を訪問したことがありますが、やっぱり米国トップ大学は素晴らしい環境。

米国の大学は学費が高いので知られています。確かに、私立大学は年間400万~ということで、非常に高いですが、親の収入に応じて学費が変わる制度を持っている大学もあるし、州立大学などは、その州出身の学生は学費が安めに設定してたりすることもあるので、親の収入がそれほどでもなく、でも「出来る子」が勉学を一生懸命するのには、必ず道が開けているようになっているのではないか?と思います。

また、そういったトップ大学を出た人たちは、卒業後のサラリーが日本と比べると非常に高い職に就く場合が多いので、そういった道を選ぶ人にとっては学費はペイバックするからあんまり関係ないでしょう。まあ、収入が取れる分野に行かないといけないプレッシャーは日本よりあると思いますし、失敗した人に冷たい制度とも言えます。

最近、日本から海外の大学に学部から行く人も増えているようですが、海外からの入学者にそのような学費減免制度はあまりないように思うのですが、どうなんだろう。まあ、我が娘は家庭の収支の問題から、国内の大学で、できれば学費の安めな国立大学で、でも「しっかり好きなことを」学んでくれたらいいな、と思います。あんまり、この分野だと卒業後の給与が多いからこっち、みたいな貧乏臭い考え方はしてほしくないな、と思う。

そんなことを日米入試事情比較からつらつらと考えました。

中学受験雑感

娘の中学受験が終わって2週間ほどが経ち、もう少しで中学の保護者ガイダンスです。試験が終わってから1週間ほどはちょっと親は抜け殻みたいになっていたんですが、ようやく少し戻ってきたという感じです。今日、塾の教材もかなりゴミに出して、少しすっきりとしました。

とにかく、塾に行ってかなりの時間受験勉強しているので、どこかに入学できないとつらいだろうなと思って、とにかく、併願をいろいろと組んだり必死でしたが、終わってしばらく経つと、そこまでする必要があったかな?という疑問も少し感じないわけではないですね。

中学受験に娘を放り込んだのは、半分は親のエゴだと思っています。我が子はどれくらい頑張って勉強に取り組めるかな?というような感じの。

私は、中学受験や、中高一貫を直接経験していませんので、娘を通じて、どんな世界か体験してみたかった、というのもちょっと(かなり?)あります。

私自身は、小学校の時にしばらく豊島区に暮らしていたことがあるのですが、その時同級生が四谷大塚に通っていたな、とか、そのあと神戸に引っ越したときに、同級のデキル女子が中学受験したらしく、担任の先生がその子のお母さんに「合格おめでとうございます」って言っているのを横目に「ん?何?」と思ったりとか、高校の時、東大模試を受けに神戸の駿台に行ったら、灘の子が大勢つるんで余裕の表情で楽しそうにしているのを見てコンプレックスを感じたりとか、中学受験・中高一貫の世界って、周辺から、遠巻きに眺めている、という感じでした。

大学に入った後、クラスには中高一貫生がたくさんいましたが、割合みんな器用にそつなくこなす人が多いな、という印象を持ちました。今思うと、中学受験の問題を短い時間の中で戦略をもって解く練習をしてきた人たちだから、公立の野武士とは違って当然という気がします。

大学生の時に中学受験生の家庭教師をしたことがあるのですが、その時、少し中学受験のこわさを感じる出来事もありました。その教え子は、麻布を目指していたんですが、合格できず、その報告をお母さんから電話で頂いたとき、「聖光は受かったんですが。。。」というなり、電話口で泣きだされたんです。私はおろおろしてしまって、結局それっきりになってしまったんですが、当時は「受かったところがあるんだから、いいじゃない」と思っていたんですが、今は、お母さんの気持ちがわかる気がします。(というか、中学受験生の家庭教師を、公立出身の人間がやるのは無理がありました。ごめんなさい。)

我が子が塾に行き、中学受験をし、中高一貫に入るということで、まあ、よかったな、と思うんですが、親の目から見ると、塾での2年間で、少し、教わりグセがついてやしないか?と心配するところも、少しあります。

中学受験の問題、確かに難しいとは思いますが、しょせん小学生の学習範囲です。1年も経てば、ちゃんと勉強に向き合う子たちだったら、みんな理解できる事柄を、あの短い試験時間内に、そつなく正解する力を訓練し、競っているだけだと思います。(だけ、は、ちょっと言い過ぎかな。)

(だから、親は、少し肩の力を抜いて、子どものチャレンジをサポートするのでちょうどいいと思います。あんまり、順位がどうだーとか、こだわってもしょうがない。とかは、終わった後だから言える話、ですが)

中学からは、勉強にせよ、何にせよ、もっと時間をかけて悩んで自主的に取り組んでほしいな、考え抜く、ということを一生懸命やって欲しいな、という風に私は今思っているところです。

 

受験後・・・

2年ほど、ほとんど遊びにも行けず塾と家で勉強をしていた娘・・・

受験が終わって我が世の春を謳歌しております。

祖父・祖母に報告のため、関西の実家に1泊で帰省。

滑りまくり。

やや、遅れ気味な気がしますが。。

昼は、遊具公園へ行き、4歳ぐらいから11歳ぐらいの子たちと一緒に遊びまくりご満悦。受験勉強で体がちょっと鈍っている様子です(父も)。

夜は、カニを食べまくり、ご満悦。

行き帰りの新幹線の中では、好きな本を読みまくり。

父は、過干渉(?)で、入学後、数学に躓かないでほしいとの願いのもと、少し代数を勉強するようにテコ入れ、していますが、まあ、1日10分ぐらいです。

祖父は祖父で、空気を読まず、娘に今年の灘中の問題を解いてみろと差し出してました。娘、解けず・・・。「もう無理」とのことですが、受験時期でも無理、の間違いだと思います。日に日に毎日受験した日々が遠い日のことになりつつありますが、それでいいのだ。

今日は、親子で、IchigoJamのキットを組み立てをしつつ、正しいはんだ付けの仕方を娘に指導しました。本当は1年ほど前にしておきたかったが、受験があったので遅くなりました。賢い子の家庭なら受験勉強と並行してこういうのをやれたと思いますが、我が家はそこまでの余裕はありませんでした。

このキットは、Webに丁寧な作り方のドキュメントもあり、優れていると思います。電子工作・マイコン入門として、Arduino やラズパイも考えたが、やはりはんだ付けをする要素があった方が良いし、インタープリターでプログラミングは始めた方が良いと思うので、IchigoJamを2個買ってはんだ付けの教材兼プログラミングの教材にすることにした次第。娘の教育に飽きたら(or 娘が父の付き合いに飽きたら)、父の遊び道具として、mbed 入れて遊ぶ予定。

そんな感じで、毎日が楽しく過ぎていきます。受験終わってバンザイ!