おはなしポケット リクエストボックス完成

小学校での絵本の読み聞かせボランティア「おはなしポケット」に妻が参加しているのですが、読んでほしい本のリクエストを投稿するポストを作ってほしいと言われたのが夏前。

ようやく形になりました。

DSCN0049

これは小学校の図書室の腰高の本棚の上に置くのが想定のものですが、リクエストのフォーム用紙や、リクエストを書くときに必要な鉛筆も一緒に置いておけるものにしました。

CNCルーターを使って材料の切り出しをしましたので、「おはなしぽけっと」とルーターで文字を彫ってみました。文字は、0.4mmのVカッターで1mm深に切り込んでいますが、それだけでは非常に線の細い字になってしまいますので、0.5mm程度内側にもう1本切り込みを行うようCAMコードを作成して文字を彫っています。

DSCN0050

後ろ側には、リクエストが溜まる引き出しが見えています。
引き出しの箱は、ダイソーで売っている100円のMDF合板を接着剤で接合して作りました。
設計の途中で、金物を一切使わないことにしたので、引き出しの取っ手は、指がちょうど入る大きさの穴をあけて取っ手としました。

箱全体は、釘・ねじなど使わずに組立てています。子供が触るものなので、釘を使うと何かの拍子で引っかけたりするシチュエーションが起こる恐れがあるかなと思いましたので、木ダボは使いますがそれ以外は、接着剤を使った張り合わせだけで構成しました。

DSCN0031

張り合わせだけで作ろうとすると、難しいのが、斜めの面の接着です。
こんな感じで、斜め材を切り出した余りの材で、斜めの面をクランプするための治具を作り、さらに斜めの面が滑らないように本体をうまくクランプで拘束することが必要です。

吊戸棚の作成に使った合板の余りだけを使って作成することを目標にしましたので、木口は残念ながらテープが余っていなかったので木口テープを使った処理はしていません。設計上、なるべく木口が見えにくいようには配慮して設計をしてみたつもりです。

DSCN0051

塗装は、これも吊戸棚を作った時に使用したワシンのウレタンニス(透明クリヤー+艶消しクリヤー)の余りで塗っています。塗装は、簡単に2回塗り程度で済ましています。
これを作っているときに気が付いたのですが、このウレタンニスの塗膜はとても丈夫で、サンドペーパーをかけてもなかなか塗膜がはがれません。素晴らしいニスだと思います。

太陽熱温水器 不凍液に交換

太陽熱温水器は夏に稼働させたので、当初は循環の熱媒体に水を使っていました。これは故障などがあるかもしれないので、いきなり不凍液で動かすのは何かあったら不凍液がもったいないということからでした。

調子よく4か月程度稼働したのですが、これから季節は冬に向かっていきます。温水器は、太陽から熱をもらうわけですが、夜間は、逆に宇宙空間に熱を集熱板が放射することもあり、気温よりも晴天の場合集熱配管が冷えます。そうすると、水だと凍結して銅管が破裂したりしてトラブルとなりますので、最近急に朝晩が冷え込むようになりましたので、忘れる前に熱媒体を不凍液に交換しておくことにしました。

使用した不凍液はこれ。
DSCN0037

DSCN0036
プロピレングリコール37%+防錆材とのことで、-20℃までOKとのことです。

これを集熱系の配管に循環させてやるわけですが、あらかじめ温水器に組み込んである熱媒体交換用の配管を使って、温水器のポンプを使って入れ替えてやります。
DSCN0040

じょうごが見当たらなかったので、ペットボトルと散水ホースをビニテでつなげて大容量のじょうごを作りました。これがないと、不凍液がポンプを回すと吸い込まれていきますが、空気を配管に混ぜる結果になったりしてよろしくないです。

不凍液は真っ赤に着色されているので、これが排水側のバケツに出てくるまでじっくり待ちます。
15分もかからず交換終了。7~8リットル程度配管には入っているようです。10リットル不凍液買ったので半端に余ってしまった。

これで冬も安心かな。