先日太陽熱温水器の熱媒体を不凍液に換えたんですが、昨日天候はそれなりだったのですがお湯が思うようにできませんでした。データを見ると、集熱板の温度と、熱交換器への入力のお湯の温度があまり違いません。これまでは、どんどん温水タンクに熱を移動させていますので、集熱板の温度と熱交換器への入力のお湯の温度はそれなりに違っていたのですが、熱媒体の交換後は異常です。
時刻7038 から7050が昨日の様子ですが、集熱板の温度(赤)と熱交換器の入力のお湯の温度(紫)がほとんど一緒です。そして、昨日は日照があったにもかかわらず、タンクのお湯の温度(茶色と黄色)は30℃までにしか上昇しませんでした。
おそらく、熱媒体の循環が十分でなく、集熱板が受けた熱をうまく熱交換器で温水タンクに移動できていなかったのではないかと想像します。一番可能性があるのは、熱媒体を不凍液に交換したときに配管内に空気が溜まっていてうまくポンプが作動できていないことかなと思い、配管のエア抜きをしてみました。
エア抜きは、熱媒体の交換に使った配管とほぼ同じですが、戻ってきた媒体をペットボトルに溜めて媒体に混じっている空気をパージします、そこから、バスポンプを使って、配管に熱媒体(不凍液)を加圧しつつ戻すようにしました。
バスポンプは最初動かすときに呼び水が必要だったようで、苦労しましたが、循環がうまく始まると、戻り配管からたくさんの空気混じりの不凍液が戻ってきました。やっぱりね。
しばらく循環させていると、ポンプの運転音も非常に静かになり、空気抜きがうまくいったようです。
空気混じりの不凍液がでてこないことをしばらく確かめて終了。
ついでに、これまでちゃんと測れていないようだった熱交換器の交換後の熱媒体の温度(グラフの緑)を測れるようにセンサーの取り付けを改良しました。改良後は、温水タンクの底部の温度とほぼ同じ温度になったので、OKそう。
明日以降しばらく天気が悪そうなので、改善を確かめるのは週明けになりそうですが、とりあえず作業記録として書いておきます。