今日の火星・木星・土星 20/10/1

中秋の名月で久しぶりに晴天になりました。正確には一昨日も早朝は晴天でしたが、早朝過ぎて眠くて無理。

2020/10/1 19:35 JST Mars

昇ったばかりの(?)火星は大気色分散が激しい。もやもやしすぎてこの程度の模様しか眼で見てもわかりません。

2020/10/1 19:59 JST Jupiter

木星はやっぱり大きい。木星の模様が時間的に変化しているか気になるけど、自転周期に合わせたタイミングで撮影しないとわからないから、ちょっと厳しい。

2020/10/1 20:25 JST Saturn

土星と火星を比べると、今は火星の方が大きく見える。けど輪っかがあるからそれでも土星の方が幅広。

2020/10/1 20:48 JST Mars

高度が上がってくるとまあまあ見える。大気はけっこう揺らいでいたけど・・・1週間ほど曇りで見られなかったけど、その間見える面が結構変わった。

オリンポス山が見えてる方向なのだけど、わからない。見ていると火星が自転しているのがわかるんで、火星から見た地球はどんな感じなんだろう?って思った。

電動フォーカサーを試してみたけど、ベルトでフォーカサーノブを回すのは、ノブがしっかり軸受けで支えられているわけではないためか、均等に回ってくれないのであまりいい考えではなさそう。ギアの方がバックラッシはあってもそこんところが安心そうなので、今度ギアのに切り替えてみようと思う。

星見のエレキを作る

天候悪いですね。星見れません。ということで、望遠鏡のサポートをしてくれるエレキを作っています。さしあたり手持ちのドブソニアンを使っていて不満なポイントを解消しようと思ってまして、ピント合わせが楽にできる電動フォーカサーと望遠鏡の方位を計測できるエンコーダーが一緒になって、どちらもWifiでスマホとつなげて使う、みたいなものを作っているところです。

1.電動フォーカサー

1個200円程度で買えるギア付きステッピングモーターで望遠鏡のフォーカサーノブを3Dプリンターでよく使われているGT2タイミングベルトを使って回す仕組みにしようかなと。制御はESP32にarduinoを乗せて、ステッピングモーター制御のプログラムを書きました。よく使われている天文ソフトと連携できるよう、USBでPCにつなぐとmoonliteという電動フォーカサーと互換のプロトコルで動作するようにもしてみました。とはいえ、制御にESP32を使っている本当の目的はスマホのWebブラウザをコントローラーにして使うためで、簡単なWebページから全体をコントロールできるように作りこんでいるところ。

こんな感じでいい加減にブレッドボードで全体をくみ上げていて、気が向けばケースに入れるかもしれない。ビニール袋に入れて終わり、かもしれない。

2.エンコーダー

AliexpressでOMRONの2500 pulse/rev のロータリーエンコーダーを2個で6700円送料込みで買って放置していたのですが、一念発起して自分のドブソニアン架台に取り付けました。

高度軸に直結しました。ノブスターや蝶ねじで一応すぐにばらせるようにしてある。
方位軸も直結です。

ESP32のarduinoでは簡単にエンコーダーの読み取りができるので、エンコーダーの値を方位、高度に変換してシリアルやWebページに表示するのと、Skysafariからport 4030で接続すると、Basic Encoder Systemの望遠鏡としてつながるようにarduinoのソフトを書いてみた。知ってる星に向けてSkysafariでアライメントしていけば、特に方位、水平を事前に設定していなくても星の手動導入ができて超いい感じです(実際の星で試したら報告します)。

直結ながら、このエンコーダーの分解能は木星の視直径3つ分なので、星見の導入には十二分かと。SkyWatcherの自動導入のGOTOを使ってみて感じたのは、まずアライメントを取らないと星が導入できないのはかったるい、なので、知ってる星をどれでも望遠鏡の視界に入れて、それの位置を使って望遠鏡のアライメントを逐次的に計算するほうが手順としてやりやすい。

これに、あとは、自動追尾がついてくれば最強なんですが、手動微動をまず作るつもり。それでそれのノブをモーターで回すようなのを考えるようにしようと思う。

ソフトを書いているといろいろと欲が膨らんで、Webブラウザでtaki.basを使った望遠鏡のアライメント計算ができるようにして、望遠鏡の向いている赤経・赤緯がWebブラウザからチェックできるようにしたくなってきた。いや、Skysafariでできると思うけど、方位・高度と赤経・赤緯が同時にわかるようになってないので。車輪の再発明チックだけど、自分で作ってみたくなった。

木星、土星 20/9/21

だいぶ高度が低くて見にくくはなってきましたが、まだ夕方の南天で一番目立つのは、木星と土星のペアです。ということで、それぞれ撮影してみました。

2020/9/21 19:52 JST Jupiter 1200mm ASI 5x powermate 224MC

ボケ気味なのは、庭に望遠鏡を出したばかりで大気順応ができていないため、ぼやけているのと、なのでピント位置がどうもわからなかったため。

2020/9/21 19:59 JST Jupiter

僅かな時間の間に木星は回転していて、大赤斑の位置が動いている。

2020/9/21 20:03 JST Jupiter
2020/9/21 20:04 JST

衛星も写っているけど、ぶれてる。

次に土星を見る。5xバーローだとなかなか画面の中に土星を持ってくることができなかったので、直焦点で撮影。

2020/9/21 20:23 JST Saturn 切り取りかたがわからない!

さらに近所の星も写してみたけどどれが衛星?全部?

2020/9/21 20:29 JST Saturn

火星も昇って来てたけど、まだ高度が低いのでもっと上がってから、と思ってたら、気が付いたら曇ってた。ガックシ。

台風対策、飛散防止フィルムを張る

先日大型の台風が立て続けに発生し九州に大きな影響を与えたことがまだ記憶に新しく、今日また12号が発生した今日この頃ですが、我が家は昨年の台風時に養生テープを窓に張ったり、そのうえで避難をしたりしたのを踏まえ、もう少しましな対策を今年は講じたいと考えました。

昨年思ったのが、養生テープでガラスの飛散対策をするというのがニュースで取り上げられて、養生テープが売り切れたりしていますが、張る労力が半端ない割には、ガラスの面積と比べてテープの張られる面積が小さいため、対策としてはあまり効果がなさそうなことと、それにゴミもかなりの量出ること。これだったら、飛散防止フィルムをちゃんと張ったほうが、台風の度に貼ったり剥がしたりする必要もなく、安心だなあと考えました。

ということで、今年は、台風シーズン前に主要な窓に飛散防止フィルムをDIYで貼ってみようと思いました。

例によってなかなか作業する時間が取れませんでしたが、連休で世の中がGOTOするなか、我が家は巣ごもりでフィルムを貼って過ごしました。

調達したのは、3MのNANO80SSH15CLAR-Aです。どちらも飛散防止機能があるガラスフィルムなんですが、NANO80Sの方は薄くて遮熱機能(太陽の熱線を選択的に反射することで、室内に入射する熱を減らす)があります。こちらのほうが良いと思うんですが、網入りガラスは熱割れ(遮熱機能で反射した熱線でガラスが加熱することで、割れたりすること)のリスクがあるためNGとのことで、遮熱機能のないSH15CLAR-Aの方を選びました。SH15CLAR-Aは防犯が主目的のフィルムなので、それはそれで高機能なのですが、分厚いです。

どちらも窓の大きさを測定して必要量をmonotaro で購入しました。NANO80Sは税抜きで大体1万円/m。SH15CLAR-Aの方がやや高価で1.3万円/m程度でしょうか。どちらも高価なことには変わりはありませんし、窓の面積を考えると20m以上必要となり、かなりの金額ですので、清水の舞台を飛び降りるつもりでポチっとしました。配達はすべて1週間以内にはされたので、ネット通販すごい。

また、並行してYOUTUBEでフィルムの張り方を勉強し、必要な道具もこれまたmonotaroで購入しておきました。これも、YOUTUBEのビデオで紹介されているものをmonotaro で検索してビデオと同じものをカートに入れていき、先達の真似、を実践しました。

貼る作業はだらだら作業したこともありますが、計2日半昼間の時間が潰れましたので正直大変でしたが、何とか終わりました。遮熱効果は、猛暑が終わってしまっていることもあり、まだ実感はできてませんが、確かに窓の近くにいても熱くない、気がするような。来年夏のエアコン負荷の変化に期待しましょう。

貼る作業について。道具が適切だったためかあまり個々の作業が大変だったという感じはしませんが、一番面倒だったのは、フィルムを窓に張った後、窓枠周りの余りを切る作業でしょうか。これは窓のパッキンゴムから少し隙間(2mm程度?)をあけてカッターで切り取るためカッターガイドというプラ板を利用するのですが、最初この作業をよく理解していなかったため長い30cmぐらいの定規を利用したら、うまく定規を滑らせることができず微妙な仕上がりになってしまい、試行錯誤の結果、最終的には中くらいのサイズの三角定規を使って私はやりました。ここはもう少しいい道具を探しておければずいぶん仕上がりが違ったかなと思います。また、カッターもガラス面に滑らせて使うためか、すぐに刃がなまくらになるので、これも100円ショップのでなく、もう少しいいカッターを使ったらましだったかも。残りをまたやるときは手法を改良したいところ。

使ってよかったと思う道具は、YOUTUBEで見たのと同じスキージとか、ビルの窓掃除屋さんが使ってそうなワイパーとか、自動霧吹きとかですかね。道具大事。養生シートってのも存在をこれまで知らなかったのですが、便利なものだと思います。

まあ、ちゃんとした道具を用意してやればDIYで全く問題ないかなというような作業でした。疲れたけど!

台風対策は他には庭木を剪定したりなどありますが、去年よりは安心して台風シーズンを迎えられそうです。

昨日の火星 9/18

2020/9/18 22:58 JST Mars

だいぶ火星の違った面が見えるようになってきました。

昨日は、風がビュービュー吹いてこの程度の絵を作るのにずいぶん苦労しました。眼で見ていると一瞬ディテールがよくわかる瞬間がくるまで、じっくり眺めます。