星見のエレキを作る

天候悪いですね。星見れません。ということで、望遠鏡のサポートをしてくれるエレキを作っています。さしあたり手持ちのドブソニアンを使っていて不満なポイントを解消しようと思ってまして、ピント合わせが楽にできる電動フォーカサーと望遠鏡の方位を計測できるエンコーダーが一緒になって、どちらもWifiでスマホとつなげて使う、みたいなものを作っているところです。

1.電動フォーカサー

1個200円程度で買えるギア付きステッピングモーターで望遠鏡のフォーカサーノブを3Dプリンターでよく使われているGT2タイミングベルトを使って回す仕組みにしようかなと。制御はESP32にarduinoを乗せて、ステッピングモーター制御のプログラムを書きました。よく使われている天文ソフトと連携できるよう、USBでPCにつなぐとmoonliteという電動フォーカサーと互換のプロトコルで動作するようにもしてみました。とはいえ、制御にESP32を使っている本当の目的はスマホのWebブラウザをコントローラーにして使うためで、簡単なWebページから全体をコントロールできるように作りこんでいるところ。

こんな感じでいい加減にブレッドボードで全体をくみ上げていて、気が向けばケースに入れるかもしれない。ビニール袋に入れて終わり、かもしれない。

2.エンコーダー

AliexpressでOMRONの2500 pulse/rev のロータリーエンコーダーを2個で6700円送料込みで買って放置していたのですが、一念発起して自分のドブソニアン架台に取り付けました。

高度軸に直結しました。ノブスターや蝶ねじで一応すぐにばらせるようにしてある。
方位軸も直結です。

ESP32のarduinoでは簡単にエンコーダーの読み取りができるので、エンコーダーの値を方位、高度に変換してシリアルやWebページに表示するのと、Skysafariからport 4030で接続すると、Basic Encoder Systemの望遠鏡としてつながるようにarduinoのソフトを書いてみた。知ってる星に向けてSkysafariでアライメントしていけば、特に方位、水平を事前に設定していなくても星の手動導入ができて超いい感じです(実際の星で試したら報告します)。

直結ながら、このエンコーダーの分解能は木星の視直径3つ分なので、星見の導入には十二分かと。SkyWatcherの自動導入のGOTOを使ってみて感じたのは、まずアライメントを取らないと星が導入できないのはかったるい、なので、知ってる星をどれでも望遠鏡の視界に入れて、それの位置を使って望遠鏡のアライメントを逐次的に計算するほうが手順としてやりやすい。

これに、あとは、自動追尾がついてくれば最強なんですが、手動微動をまず作るつもり。それでそれのノブをモーターで回すようなのを考えるようにしようと思う。

ソフトを書いているといろいろと欲が膨らんで、Webブラウザでtaki.basを使った望遠鏡のアライメント計算ができるようにして、望遠鏡の向いている赤経・赤緯がWebブラウザからチェックできるようにしたくなってきた。いや、Skysafariでできると思うけど、方位・高度と赤経・赤緯が同時にわかるようになってないので。車輪の再発明チックだけど、自分で作ってみたくなった。

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