久々のお休み12月21日、お出かけをしてみました。
わが家のお出かけスタイルは、思い付き、行き当たりばったりです。
朝ごはんを食べているときに、「今日は天気がいいなあ。外に出たいなあ」ということで、お出かけ場所を考える。
ふと思い出す。
子供電話相談室ってご存知ですか?そこで、子供の天文などの質問を、かわさき空と緑の科学館の人が答えていたことを。
検索してみると、公開望遠鏡もなかなかの取り組み、プラネタリウムは昨年メガスターを導入したということで、俄然行ってみたくなりました。
ということで、望遠鏡公開の時間まであまり時間がありませんでしたので、とるものもとりあえず、お出かけ。
科学館は、生田緑地の中にあります。生田緑地は、駐車場が2つあるようで、なにも考えずに行ったら、緑地の西口の、どちらかというと裏側の方に行ってしまいました。科学館や日本民家園はちょうど緑地の反対側にあるという感じなので、遠いのですが、ちょうど緑地を散歩できるような感じでむしろ良かったかもしれません。冬の暖かな日差しの中数分歩いて科学館に到着。
D51が隣に展示されていましたが、かなり保存状態はいいです。SLのボリューム感が満喫できる感じでGoodです。
さて、プラネタリウムが12:00からだったので、その前に、屋上の公開望遠鏡を見に行きます。
太陽望遠鏡で可視光とHα光で太陽面が見られるのと、昼間の星を見ようということで、ちょうどいい見え方になっている金星を見ました。
太陽は、黒点、白斑がたくさん。サンスポットはまだかなり大きいのかな。Hα光の太陽も非常にきれいなプロミネンスが見られて必見ですね。暖かい陽気の良い日だったのですが、気流はあまりよくないようで、太陽も金星もそれなりに乱れた像でしたが、望遠鏡自体の解像度は高い綺麗な像をみることができました。
プラネタリウム。メガスターを見に行くのは初めてです。
プラネタリウムでは双眼鏡を配っていて、これで見てくださいとのこと。
最初に借りた双眼鏡、壊れていて2つの光軸がずれちゃっている状態でした。言って交換してもらいましたが、ちゃんと確認をしてほしいところですね・・・これを見て、「なんか双眼鏡ってよくみえないんだな・・」ってなったらよくなくないですか?
プラネタリウム自体は、さすが最新の機材。アイソン彗星は消えちゃいましたが、過去の百武すい星、ヘール・ボップ彗星の軌道を地球の外側から見た状況や、こんな感じで見えていたという当時の状況を投影するなど、見せ方がよく工夫されていて、楽しく観覧することができました。
プラネタリウムを見た後は、科学館の中のカフェ「星めぐり」でお昼ごはん。公園の木々を見ながら食事ができて気持ちの良いところでした。食べ物はもう少し凝ったものを出してほしいな、って思いますが、科学館の料金が安いので、これでバランスを取っているのかなと思いました。
そのあと、時間もあったのでついでにと言っては何ですが、隣接の日本民家園を見に行きました。
科学館に行ったのでこちらは100円引き。ちなみに子供はどちらも無料。これは素晴らしいですね。
展示は、東北、長野、富山、関東と東日本の古民家が中心です。
展示のなかで個人的にいいなと思ったのは、明治期の立派な民家、「原家住宅」。縁側が建物をぐるりと一周できる形になっていて、開放感が非常にある建物です。周りに日本庭園を設えたらとっても素敵な空間ですねえ。
それから、重要文化財指定の「北村家住宅」。もとは秦野の戸川公園の近くに建っていたということで、タバコ農家だったのかな。
こちらも、茅葺ながらも開放感のある設えと感じました。
一方、江戸時代の古民家は、家の中がかなり暗いものも多く、特に窓が家の一面しかない家は、かなり閉塞感がありました。雪国の家は家を守るために仕方がないのかもしれませんが、しっかりと家を囲ってあり、雪国の人が無口(なイメージ?)なのはこのような家に住んでいたから?なんて勝手な想像も。
また、民家園もできてから40年程度たっていると思うのですが、建物の維持管理は大変そうです。特に水がぬれるところの老朽化が重く、中で囲炉裏焚きをしたりと維持するための努力を重ねていらっしゃるようですが、人の住まなくなった建物の維持の難しさを感じました。
ともかく、さまざまなスタイルの民家を一度に見られるという意味では、なかなか楽しめる、建物好きの人なら必見のスポットという印象で想像以上に楽しめた一日でした。