基板切削ネタは、進めてはいるのですが成果物にまだなっておらず足踏み状態です。師走でそれなりにあわただしくなっていてブログに書く余裕がありませんでした。
もう帰ってきてから1週間になりますが、カナダのバンクーバーとサンフランシスコに仕事に行っていました。
カナダに入るのは初めてです。
成田から787でシアトルに入り(787は結構快適な飛行機でした!)、そこでアラスカ航空の小さなプロペラ機に乗り換えてビクトリア国際空港というバンクーバー島の小さな空港に到着。小さな空港なので、入国審査とっても楽ちんでした。
12月という時期もあるのですが、ちょうど訪問した時に寒波があったようで普段より10℃ほど気温が下がっていたとのこと。非常に寒い!雪も降っているし・・・時期が良ければリゾートアイランドという感じでとても快適な田舎の街なのでしょうけど、寒くて外にも出ず、到着した日はホテルに閉じこもってました。
池が凍っちゃってます。Windchillが-18℃!
夜は、訪問先の方のお家のdinnerにお呼ばれしました。
招いていただいたホストの方は、長年DIYをやってきたということで、いろいろとすごい話をうかがえました。
今は息子の学校の関係で違うところに住んでいるのですが、前に住んでいたところは、自分で20年かけて家を建てたそうです。
その家の材料は、家の場所に立っていた木を伐採して、エンジンサーキュラーソウを屋外に据え付けて、その場で製材、乾燥をしたというすごい話。ディナーででてきたサラダボウルはその時の材料の余りで作ったといっていて、なんか桁違いな感じですね。
20年かけて家を建てる間どこに住んでいたんでしょう?ということになるわけですが、まず、製材した板で、小さな小屋を建てたそうです。その小屋に住みながら家を建てたということなのですが、電気もないその小屋で薪を焚いて暖をとり、赤ん坊2人を育てながら過ごしていたので大変だったわ!と奥さんがこぼしていましたが、奥さんよく我慢しましたね・・・
その小屋は娘が今使っていて、今も煙突を自分でupgradeするなどしているとのこと。
今お住いのお呼ばれした家も、Atticを改造して、日本でいうOMソーラーっぽい屋根裏の熱を下に送り込むシステムを作っていたり、いろいろ手を加えている話をうかがいました。今は、暖炉に薪ストーブを入れようとしているが、暖炉のサイズが足りなかったので暖炉を切って収めようとしていること、ついでに暖炉の中に断熱材を入れて薪ストーブの効率を向上させようとしていることなど、いろいろと面白い話をうかがいました。私も、太陽熱温水器を試作していることや、CNCルーターで遊んでいることなどを話しましたが、youtube のビデオでいろいろな情報を得ている話などをしたら、暖炉のインストールのことはyoutube で調べたとおっしゃっていて、世界は狭いなあと感慨深いものがありました。
また、ぜひ再訪(気候のもっと良い時に!)したいものです。
有意義な訪問の後サンフランシスコへ。
毎年この時期(12月上旬)サンフランシスコに訪問する用事があります。
今年は寒波で前半はサンフランシスコとは思えないぐらい寒かったのですが、後半は、暖かくなり、また、カルフォルニア晴れで快適に過ごすことができました。
カルフォルニア晴れのサンフランシスコ市街。かっこいい方角の部屋ではなかったので、なんだか汚らしい感じですが・・・
ただ、景気がいいのか、それとも単に円安のためか、ずいぶん物価が高く感じました。ホテルも一泊税込で250ドルだし、金欠・・・
成田に帰ってきたら、出発前より一層寒くなっていて、日本も冬ですね。出張前にできなかったインフルエンザの予防接種をようやくして冬支度という感じです。