昨日は、火星大接近でしたね。テレビのニュースでも取り上げられていて、私などは、「昨日だけの天体現象じゃないんだけどな。。。」なんて思いますが、とはいえ、昨晩はいつものように夜になると曇天、ということもなく、天候も良かったので、私も20cmの反射望遠鏡を引っ張り出してきて、庭で近所の人も交えプチ観望会をやった後、ちょっと撮影をしてみました。
いつもは、20cmの反射はドブソニアン架台で見ているのですが、今日は撮影をしようと思ったのと、近所の人に見せるのにそっちがいいかなと思ったので、しばらく使っていなかった赤道儀をセットしてみました。
我が家の庭は北天が見えないので、極軸は大体北を向けただけですが、それでも惑星をしばらく視野内に収めるためには十分です。
昨日は、木星、土星、大接近中の火星を見ました。木星は、模様が薄いなあとは思いましたが、いつもながらガリレオの衛星がかわいらしく木星の周りにいるのを見ると癒されます。土星は、今年は、わっかが大きく見える時期で、高度も高く3つの惑星の中で一番見ごたえがありますね。わっかの隙間も肉眼でくっきりと見えていました。
写真を撮ろうと思って、鏡面研磨で干渉計測用に使っているUSBカメラを望遠鏡の直焦点に取り付けて、パソコンで動画キャプチャしてみましたが、実は初めての撮影で、かなりいまいちな結果です。目でハッキリ見えているものがちゃんと写せないというのはストレスですね。写真撮影は課題が多くストレスのたまる結果でした。
・写真撮影では望遠鏡のピント合わせが難しい。赤道儀がそんなにがっしりとしてはいないので、焦点合わせをするときに惑星がぶるぶるしちゃってだめですね。上の写真もピントが合っていないと思います。
・USBカメラの露光調節が難しい。
・カメラの視野が狭いので、カメラの視野内への導入がたいへん。
また、今度もう少し研究してみようと思います。
それで、昨日のメインイベントの火星ですが、砂嵐の影響か、どうも見ていてあまり楽しめませんでした。眼視では、模様が何となくありそう、ぐらいで端なるオレンジ色の円盤に近い見え方です。模様が本来かなり見える大きさなんですが、これももう少し長期経過を見ていきたいと思います。写真はまさにオレンジ色の円盤、みたいな写り方で、もっと頑張りましょう、という感じでした。あまりにパッとしない結果ですので、ここに貼るのは遠慮。
8/3 追記 8/2の晩にカメラを変えてやってみた。
ちゃんと模様も見えてます。