神奈川・東京の中学入試ももうすぐで、荷物の準備をしています。
荷物の整理をしていると、渋幕の校門で配っていた鉄緑会のチラシがカバンから出てきましたので、ちょっと読んでみましたので、その感想とか。
講師が多い。足し算すると239名?かな。徹底的に医学部中心の講師陣なんだけど、卒とか、院生とかはほとんどいないですね。よく考えたら、東大受験塾なんだから当然か。卒業するぐらいになったら、もう大学受験のことなんて忘れちゃうもんね。というか、そういう意味では、駒場在籍中(理III)の方がいいような気がするのですが、そうでもないのかな?III類は学年90名程度だから、本郷在籍中は4か年ということで、360名程度医学部生が居るわけですが、鉄緑会講師がこのうち1/3程度ってこと?だから、結構割合が多いですよね。医学部入ったら、「君もやんない?」って感じでお誘いが来るバイトって感じでしょうか。
合格実績を見ると、東大と国公立医学部を合わせて560名程度。在籍生徒数が合格率はわかりませんが、100%として、560名*4学年ぐらいが居て、それぞれ2科3万円程度を受講しているとすると、1箇月の売り上げ7000万ぐらい?
講師に全部払っているとして、一人当たり29万。も払っているとは考えにくいけどね。たぶん講師1名あたり、週1、3~4時間で時給1万円で月に16万ってところ?
なんか、下世話な推算をしてしまいましたが、やっぱり、若くて勉強熱心な子たちに自分の経験を伝えられる、時給の良いバイト、というところでしょう。チラシのあおり文句も、とにかく東大受験にフォーカスしていますね。カリキュラムの説明を見ると、中学受験のメソッドとほとんど同じです。つまり、先取りとスパイラル学習。
読んでいて、特に印象に残ったのが、「有名校に通う諸君は、~大いなる可能性を手中にしています。しかし、現実には、~開成、筑駒、桜蔭といった学校でも、東大現役合格率は3割程度にとどまっています。」というところ。これ、東大生の心の叫びだね。6年生たちが中学受験の勉強しているさまを見ていると、みんなどこの大学でも合格しそうな感じがするけど、中学入ったら、のんびりしちゃうよね。でも、それが当然よね。
娘の中学受験直前に、そんなことを思いました。チラシをくれたお兄さんありがとう。