私が中学受験経験者だったらわかるのかもしれませんが、中学受験を乗り切るのに必要な「ちから」を身に着けるのにどう毎日の学習に取り組むべきか、というような「原理」的なことがはっきりとわからないので、娘とどのように接していくのがよいかわからず、悩ましい日々を過ごしています。
特に娘の苦手教科の、「算数」を何とかしてあげたいな、って親としてはすごく思うのです。
それで、自分のこれまでの、「入学試験」を乗り越えてきた経験をもとに、どのように取り組むのが良いかをアドバイスしたくなるんですが、それって中学受験を考えたときに適切なアプローチなのかどうかがわからないという感じのことです。
私は中学受験はしませんでしたが、高校は、公立の理数コースで、一般入試の前に行われた「入試」を受けて入り、大学は、私立大学も、国立大学も、2月の「入試」を受けて入り、大学院も、夏の「入試」を受けましたし、最後は学位のディフェンスの「試験」も受けたので、「試験」という意味で言えば、世間並かそれ以上は修羅場を潜り抜けてきたと思っています(就活はしたのか、してないのかよくわからない感じなんですが。。。)。
しかし、そのための勉強のアプローチはというと、なんというか、今でいう意識高い系であったり、人を「情弱」みたいな形で片づける人々の見方からするとなんとも「非効率」的なもので、教科書を読んで基礎的な知識を入れたら、とにかく難問を含め取捨選択せず、時間をかけてよいので解けるまで考えて演習を繰り返す、というものでした。
例えば、大学入試の準備の勉強はというと、Z会の自分の志望校別講座をとり、結構な難問でしたが、何とかやって提出して添削を受けるとか、東京出版の「大学への数学」の演習をやったり、巻末の「学力コンテスト」を出したり、と、時間の制約を入れて問題を解く訓練をする、というよりは、何時間かけても良いから考え抜く(考え抜いても結局わからないこともあり。。。。)というものが中心でした。
まあ、田舎に住んでいたので、近所に塾が無かった、ということで自然とこのスタイルになっちゃったんですが。
なので、塾で沢山の問題を割と短い時間で解いていくというスタイルにはちょっと違和感があるんですよね。
私個人は、今まで入試・就活に落ちたことがないので、こんな感じで、とにかく粘り強く考え抜くってことをした結果として、問題に取り組んでいくときの「センス」みたいなものが身に着いたのが、良かったのかなあと思っています。
娘にもそっち方向に導きがちなんですが、そうすると、塾で求められる課題をこなすことは到底無理なので、別の良いアプローチがあるんだと思うんです。それがわかっていると安心して娘をコーチングできると思うんですけどね、こればっかりは、いろいろとblog やWebで書かれているドキュメントを拝見しても、なかなかピンとくる説明が見つかりません。
この間の、Nフレンズで、筑駒とか開成とか受かった子に聞くのが良かったのかな。