見積もり用図面ができる

設計事務所で作成していた、図面ができました。
これから、見積もり合わせをするのですが、そのための図面です。
見積もり合わせは、普通の物の調達と同じで、仕様書・図面と、見積もり期日・工期(要は納期)・支払い方法、仕様に関する疑義の質疑の手続きなどが書かれた見積もり要領をpdfであわせて、工務店に送ります。
指定の支払い方法は、場合によって違いますが、今回は、契約時2割、上棟時3割、引き渡し時5割としました。
今回は、諸費用は、自己資金で払おうと思っていますが、工事費用は、3分割でまた銀行から都度ローンを実行していただいて払おうと思っています。なんか、銀行ローンが打ち出の小槌に・・・そんなわけはありませんが。
仕様書・図面はかなり細かいところまで書かれています。
細かく書かれていないと、見積もり合わせの意味がありませんし、費用の調整もできないからですが、工務店もこれをもとに積み上げで見積もりを出すのは本当に大変と思います。私は仕事では、発注側になる方が多いですが、ここまで詳細を仕様書に記載することはあまりないなあ、などと思いながら仕様書を読んでいました。とにかく家屋は要素が多いですね。
仕様書は、木造住宅工事仕様書(フラット35)、昔でいう公庫仕様書を読んだことがある方ならわかるかと思いますが、仮設工事、土工事、コンクリート工事、鉄筋工事、組積工事、防水工事、等々と項目に分かれており、各項目について、複数の仕様選択肢が書かれてあり、本工事で採用する仕様項目に○を入れてあるようなものになっています。これって、私は建築の仕様書で初めてみたスタイルですが、こういう方式の方が、「いくつかのバリエーションのうちのこれ」というかたちで仕様が決まるようなものの場合、仕様が網羅されているか、すぐにわかるので便利な方式と思いました。少なくとも、私の仕事ではこのような方式の仕様書はないので、面白いです。
今回の見積もり合わせの仕様書は、設計事務所が普段マンション等の建物を中心にやっているせいか、木造用のテンプレートではないようです。妙に鉄骨系の工事項目が多いです。
添付図面も多岐に渡ります。
面積計算図(建蔽率、容積率、斜線規制、など法規に準拠していることを示す図)、案内図、敷地配置図、特記仕様表、仕上げ表、平面図、立面図、断面図、展開図、天井伏図、建具計画図、建具表(サッシと屋内建具)、設備関係(キッチン、風呂)詳細図、各部収まりの部分詳細図、構造関係(仕様・基礎詳細図)基礎・床・梁の伏図、設備関係は電気(コンセントとランプ)、衛生(給排水)・空調・換気設備、火災報知器の仕様表と平面図、その他・・・・
こちらは準防火地域なので、1階は境界から3m、2階は境界から5mの範囲内(延焼ライン)は防火窓にする必要がありますが、そのことにこの建築計画が準拠していることを示すため、平面図に防火窓の種類と、延焼ラインが明示されていました。
ともかく、これをもとに見積もりを2週間ちょっとでいただく予定です。
同時に、建築確認申請も出すことにします。建築確認のための書類は、叔父の設計事務所で作成していただきました。今回、建築主である私が自分で建築確認申請を出すことにしています。まあ、費用削減のためでもありますが、建築確認申請ってそもそも建築主が出すものであるって知っていますか?私は、自分がそうすることになって調べてみるまで意識していませんでした。設計事務所が出すのはあくまで「委任」されて出すということのようです。書類を自分で出すのは個人的に楽しみっていうか、普段、市役所の建築指導課やら消防やら、土木事務所なんて用事がないから行けないじゃないですか。そこに行けるんだから、まあ、楽しみです。
建築確認申請の書類は、見積もりのための書類に比べたら超あっさりしています。
まあ、要は、建築がもろもろの法規制の枠内に収まっているかどうかを役所で確認するってことですね。

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