非常用電源装置の製作を続けます。ここの所仕事も忙しくなってきたので、思ったような速度ではDIYが進みませんが、この土日で圧倒的に前進させよう!という感じで進めました。
前回、装置を収める物置を作ったところまででしたが、物置がきちっと基礎に留まっていないとよろしくありませんので、金折を使って基礎に取り付けたアンカーボルトと物置の側板をねじ止めしました。なかなかきちっと留めるのは難しくってさらっとは行きませんでしたが、なんとか。アンカーボルトにM12というオーバースペックなものを使ったため、金折もごっつくなってしまってこれは失敗したなーと思いました。せめてM10とかだと、その辺に売っている金物に開いた穴が合うのですが、M12が通る穴が最初から開いている金物はそんなにありません。物置側は、M5やM6のビスやタッピングビスで留めました。
物置の中には一番下に、4式のバッテリーを置いて、配線をします。バッテリーは物置に直置きしてもいいのですが、一応、その辺に転がっていた角材ですのこを作り、その上に置くようにしました。バッテリーがずれないように角材を使って横から押さえていますが、地震のことを考えたら、あとで上からも押さえをしておく必要がありそうですね。まあ、とりあえずということで。
バッテリーの配線は24V系のシステムを組むので、2並列、2直列としました。G&Yuのバッテリーのねじ止め端子ですが、-極と+極のねじのサイズが違います。圧着端子の用意は間違わないよう要注意ですね。
バッテリーはとりあえず1500Wのインバーターにつなぎました。インバーターは、バッテリーチャージャーも内蔵されているものを調達しましたので、とりあえず、ソーラーパネルをつなぐまでは、インバーター内蔵のバッテリーチャージャーを使って、このバッテリーを満充電にしておくことにします。
インバーターへは、家からの商用100Vをつなぎますが、間にコンセントをおいた方が便利なので、こんな感じで、物置の側板に取り付けた合板の上に、コンセントや端子盤を取り付け、その上で配線をすることにしました。
コンセントは2極*1、接地極つき*1、接地端子*1を用意しました。
写真に見えている端子盤は、インバーターの出力を接続する端子で、赤い線は、家の方から接地端子の配線をつないでいるものです(接地線の色を緑にこだわると材料の調達がめんどうなので。。。)
コンセントなどの部品の一部は、電気工事士の実技試験のために買った材料セットから拾いました。
家との接続の配線は、商用をもらい、インバーターの出力をつなぐのと、接地線ですが、2系統の配線をそれぞれ別の入線カバーから配線しました。本当は物置の裏側に取り付けた1つの入線カバーですべてをつないで、物置が物置っぽく見えるようにしようと思っていたのですが、あまりに配線がきつかったので、2つに分けました。なんだか怪しい機械臭がする物置になってしまった。。。。
夕方から作業を始めたこともあって、一応完成したときにはお外は真っ暗。
試験データを収集してみます。下記はそのメモ;
電池電圧:27.15V (チャージャーON) 26.6V (チャージャーOFF)
電池充電/放電電流:
チャージャーON インバーターOFF 商用あり 2.92A
チャージャーOFF インバーターON 商用あり-0.47A
チャージャーON インバーターON 商用あり 2.80A
インバーターに商用との自動転換SWがついているので、インバーターの負荷の大小と電池放電電流は関係がなかった
商用を切って、インバーターの消費電流について検討をする。
チャージャーON インバーターON 商用なし -0.89A (負荷蛍光灯*1)
チャージャーON インバーターON 商用なし -0.73A (負荷蛍光灯*1)
チャージャーON インバーターON 商用なし -0.38A (負荷なし)
チャージャーOFF インバーターON 商用あり -0.31A
チャージャーON インバーターON 商用なし -0.33A (負荷なし)
チャージャーOFF インバーターOFF 商用なし -0.12A (負荷なし)
チャージャーOFFにしても、電流に変化なし。
まとめ:
チャージャーがバッテリーに供給する電力は80W程度。満充電になったらこれがどの程度になるのかはまだ測っていない。
インバーターをONにすると、負荷がなくても、バッテリーから0.35A程度(9W程度)インバーターに電流が流れる。
商用電力がないときには、インバーターをOFFにしても、インバーター装置のアイドリング?のために、0.12A程度(3W程度)流れる。
これらのアイドリングに注意する必要がある(放っておくとバッテリーが放電してしまう)。
とりあえず、出来上がり、です。ソーラーパネルの接続やら何やらはおいおい。