工事進捗状況(5/21) 屋根冷却

工事の方は、2Fの天井下地と電気の配線引き回しがほぼ出来上がり、断熱材も壁面には入っていました。
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写真は多目的室から階段室とバルコニーへのドア方向を見たところ。
我が家は、断熱材は、あまり凝ったものは使っていません。いわゆる高性能グラスウール16Kの75mm厚程度です。もっと断熱の良いものを使っていらっしゃる方があまたあることと思います。
天井の断熱材も、壁よりは分厚くしたいなということで、厚さ155mmにしましたが、断熱材の品質は同様で、本当だとスタイロフォームなどを使うのが良いと思うのですが、コストの問題から導入していません。
我が家では、断熱材はあまり凝っていませんが、少し凝ったものを導入してみました。
天井の断熱材の外側は、屋根面(野地板、ルーフライナー、ガルバリウム鋼板立てハゼ葺)になりますが、夏なんかは、屋根面からの取得熱量がとんでもないことになります。計算すると、控えめに言って7kW程度の熱取得が期待されます。7kWというと、ストーブ7個分!
7kWの熱が天井から室内に入ってきたら、いくら冷房をしても焼け石に水になってしまいます。
普通ですと、断熱材を厚めにとるということになると思いますが、断熱材も熱をゆっくりとは室内に伝えてきますので、夜中までなんだか暑いということになることが予想されます。
そこで、この屋根面と断熱材の間の空間の熱気を換気扇で強制排出することができるようにしました。もちろん棟換気もされているのですが、換気扇で一気に熱気を抜き取って、断熱材に熱が伝わる前に外に逃がしちゃおうってことです。
別の言い方をしますと、我が家の屋根は「強制空冷」ができるようにしてあります。
逆に、冬は、換気扇を使わないことで、少しでも屋根からもらった熱を蓄えたいところですね。(あまり効果がないとは思いますが)
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写真のアルミダクトがその強制排気のパイプライン。これから、換気扇の取り付けが吹き抜けの上のスペースになされる予定。
まあ、コストの面からいうと、それなりのコストはかかっていると思いますが、断熱材に使うのと、こちらのシステムとどっちがいいでしょう?換気扇は制御できるところがいいのではないかと期待をしています。
どの程度効果があるかは、換気扇を入れる、入れない、で検証しようと思います。結果が楽しみです。
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