サイクロン集塵器をつくる

CNCルーターであれこれ加工をしていますと、当然多量の切りくずが出ます。これをこれまで私は、家のお下がりの掃除機で適当に吸ってきましたが、あっという間に紙パックがいっぱいになってしまいます。

ずっと集塵機欲しいな、こんなのでいいな、と思っていたんですが、これまでなかなか手が出ないでいました。

そんな折り、こちらのサイトでサイクロン集塵機を作られているのをみて、これなら私にもできそう、ということで作ってみました。

が、全く同じではないものになりましたので、こちらに書いておきます。

ペール缶に集塵される仕組みは同じですが、こちらのペール缶は2個つなぐことがうまくできませんでしたので、サイトで紹介された部品を使って、ちょっと小さめのサイクロン分離器を作りました。

それが、これ。

サイクロン集塵機

ペール缶の蓋にサイクロン分離器がついているような感じなので、ごみ捨て楽々です。

サイクロン分離器の方は、サイトに書かれている内容とほぼ同じで、スパイラルニップルの側面に展開図を作図し、ルーターであけた穴にホースを差し込んで エポキシパテを使って固定しました。

サイトの方でいろいろ工夫されている部分は、私は、CNCルーターと3Dプリンターがありますので、CNCルーターで12mm 厚のベニア板から円盤を切り出し、3Dプリンターで印刷した部品を使ってスパイラルニップル等と接続するようにしました。

こんな感じで、中心の塩ビ管は、CNCルーターで直径5mmの穴を15度おきに400個以上開けました。普通にやるとまずやる気が起きないと思いますが、CNCだとプログラム書くだけだからラクチン。

側面の穴から入ってきたゴミは遠心分離されて下の穴へ向けて落ちていき、ペール缶の中に回収されちゃいます。

早速、実験、というか工作室のお掃除をやってみましたが、掃除機の紙パックの方には全くゴミがいきませんので、成功です!

吸引力も、ダイソンの宣伝で言われているように、変化しませんし、ホースが軽いものになりましたので、掃除が楽しくなりました。もっと早く作ればよかった。

あ、それで、苦労して無数の穴をあけた塩ビ管なのですが、実験の時に、このパイプをつけるのを忘れて掃除しちゃったんですが、ごみのサイクロン分離はちゃんとできていて、紙パックの方はきれいでしたし、分離器の中が汚れるようなことも見られませんので、塩ビ管の部分は省略してもいいのかも。

塩ビ管は差し込んであるだけなので、つけているのとつけていないのとどちらが良いのか、今度試してみます。

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