9月から入試説明会が順次始まっていますが、受験を考えている学校の一つの神奈川大学附属の入試説明会に参加してきました。我が家からは比較的通いやすい学校で、昨年は妻と娘が学園祭とか、説明会に参加していたのですが、私は初めてだったので、学校の雰囲気を感じることが一つの目的、もう一つは当然ながら、入試問題の内容をよく理解して、資料を貰うことでした。
中山駅から丘を上がった頂上なんですが、このあたりの地域にありがちな感じで、駅前がごちゃごちゃしているために、最初ちょっと迷ってしまいました(中山駅の南口なのか北口なのかも予習せずに行ったぐらいなので仕方がない)。
丘は、うーん、年寄りにはちょっと辛いぐらいかな?なので、若者にはどうということはないのではないかな?と思いますが、出張帰りで疲れ気味の40過ぎにはちょっと厳しかったです。気温は低めでしたが、湿気はあったので、結構汗かいちゃいました。
さて、学校は、校門を入ってから並木道をしばらく歩いて、校舎が見えてくる感じの、とても落ち着いた雰囲気のところです。説明会会場に入る前に、1年生の教室の前を通りましたが、かなり元気な感じ?、と思いました。やっぱり共学は、男の子がいるので、同じ元気な感じと言ってもちょっと女子校とは違いますね。自分は、田舎の公立の中高出身なので、自分のいたところとあんまり変わらないなあ、というのが正直な感想でした。
説明会の前に、希望者の研修旅行の様子が映像で流れていましたが、ローマやハワイ島で楽しそうな感じでした、ってそりゃ当たり前?すばる望遠鏡や、溶岩原を歩いて、そこでどんな勉強をしたのかなどがわかる展示があったらよいのにな、と思いましたが、入試説明会だったので、そこまではわかりませんでした。
肝心の、入試説明会は、小6の受験生と、親が一緒に来ている場合が多かったですね。先日出席したO女子校でもちらほらそういうご家庭ありましたが、それより、今回は多かったです。確かに、問題の内容とか説明してもらっても、子どもに伝えるのは一苦労なので、受験生が直接先生から聞いて心に刻むのがいいですよね。
基礎をしっかり理解していることと、粘り強く取り組む力を見られるような作問に心がけている、とのことでした。
資料は、前年度の各回の入試問題と解答、説明会のパワポプリント、学校パンフレットなどで、割合親切な内容でした。
入試説明会では、出題の方向性の解説の他、複数回受験のおすすめについての説明もありました。B日程、C日程は、倍率が高いが、A日程から受けている人たちの中で、A日程ではボーダーから30点程度(?忘れました)低い得点だった人もその後の日程で合格していることがあるので、ぜひ複数回受けてみてほしいとのこと。これは、各日程で、設問の傾向が似ているところがあるからでしょうね。
一方、繰り上げ合格については、全日程終了後決めているとのことで、その基準は、各日程の得点の合計で多い順とのことですので、全日程受けないと間違いなく繰り上げの対象にはなりません。個人的には、こういう、受験生を囲い込む、というか、各試験での学力測定結果を歪める方式には、違和感を感じます。例えば、他には、各試験の良い点を使って判定をする学校などもありますが、これらは統計的に必ず複数試行した方が有利になる方式なので、せっかく、苦労して各試験の作問をして、受験者の実力判定をしようとしているのにそれを無駄にする行為だと思うんですが、どうでしょうか。個人的には、複数回受験した場合、各回の点数の「平均」なら、よりその人の実力を見る形になるので良いのでは?と思いますが、当然、その方法では、複数回受験者を「優遇」することにはなりませんね。。。
他方、中学受験ってボーダー周辺の数点にたくさんの人が集まっていて、1点で泣き笑いが分かれるテストであることも事実なので、学校の方としては、熱望してくれている子にできるだけ入ってほしいとおもって、そのような方法を取っているというのも、理解できるところですし、入試の成績とその後の成績は必ずしも関係ないというのは、いろいろなところで言われているところなので、とっても成績の良い子はともかく、ボーダーの場合は、成績以外の要素も見るべき、というのも一つの考え方かな、とは思います。なんだかまとまりませんが、そんなことを考えさせられた入試説明会でした。