火山灰の鉱物の顕微鏡観察

娘は中学校の入学前宿題がない(入学者のしおりを読んでおけ、というのが宿題と言えば宿題?)ので、割合のんびり過ごしております。昨日は、暇そうにしていたので、久しぶりに箱根に行こうということで、大涌谷にある、箱根ジオミュージアムに連れていきました。

箱根は火山ですので、火山灰の鉱物を顕微鏡で見る展示があり、興味深く拝見しましたが、我が家にも双眼顕微鏡があったなと思いだして、博物館の人に、火山灰の鉱物観察はどうやったらできるのか?と質問をして教えてもらってきました。

今日、家で2種類のサンプルを使って観察をしてみました。

まず1種類目は、「鹿沼土」。鹿沼土は、赤城山の噴火による軽石が堆積したものだそうで、火山灰由来の鉱物が入っている可能性が高いそうです。

鹿沼土を容器(我が家は、陶器のプリン皿を使いました)に少量取って指ですりつぶし、水で洗い、上澄みを捨てる作業を繰り返しました。上澄みが濁らなくなったら、水を捨てて、プリン皿をオーブントースターで5分ほど加熱し、水を飛ばしました。

もう1種類目は、我が家の庭の赤土(関東ローム層)です。富士山由来の鉱物見つかるかな?ってことで、なるべくそれっぽいのを少量取り、同様につぶして洗う作業を繰り返しました。かなり、粘土が多く、洗うのに時間がかかりました。

というわけで、顕微鏡で観察。

まず鹿沼土ですが、くしゃくしゃのガラス片のようなものが多いです。あとは多角形の黒っぽい塊が目立ちますね。でもほとんどは、白や黄色のフレーク状のもの。黄色のは、硫黄かなあ?

鉱物の知識に乏しいので、それが何なのか、自信がありません。。。

次に、我が家の赤土ですが、鉱物が思った以上に少ないです。火山灰っていうよりは、丹沢の山の岩石が侵食されて流れてきたような川の砂っぽい感じのものがほとんど。赤茶色の鉱物がたまに入っていますが、これなんだろう?

富士山の火山灰の鉱物を観察しようと思ったら、相当狙って、それだとわかる層のサンプリングをしないとダメかも。

 

偽装CPU…とSBC6800の話。

(最初にこれを書いたときに不十分なところがあったので、加筆修正してます)。

SBC6809を作る際に、ebay などで6809系CPUを計4つ調達したんですが、CPUのラベルと中身が一致していない例が複数ありました。

上から、Hitachi HD63C09P と称するもの。謎ブランドのMC6809EPと称するもの。STmicro のMC68B09P(これは動作確認済み)。

真ん中の、MC6809EPは6809Eシリーズということで、クロックジェネレーターが内蔵されていませんので、6809とは非互換です。そのままSBC6809に刺しても動かないはずですが、なんと普通に動いた(驚)。

どうやら、型番テキトーらしい。

一番上のHD63C09P(と称するもの)はそのまま、SBC6809に刺せば動くべきですが、こっちは、動きません。

こちらで6809EをSBC6809で動作させることについて書かれていました(外付けでPIC12F1822で500kHzのクロックジェネレーターを実装)ので、tomi9jpさんを真似してアダプターを作成。HD63C09Pを6809Eアダプターに刺して、SBC6809に装着して動かすと、見事にBASICなど動きました。。。。

こちらも偽装CPUだ。とはいえ、気になったので、こちらの6809/6309チェックプログラムで確認してみました。

チェックしてみたら、6309の命令セットが使えるらしい。また、消費電力を見たら、SBC6809全体で、25mA消費ということで、CMOSっぽい。したがって、謎なマーク書き換え品ということになります。

Motorola MC68B09Pを刺したときは、消費電流 131mAでした。

STmicro MC68B09Pでは、消費電流 155mAでした。

謎ブランド MC6809EP (Eだけどクロックジェネレーター付き)では、消費電流129mAでした。

上記どれもHD63C09P以外は、6809相当の命令セットの判定でした。

それなりに消費電流は違いますね。(HD63C09Pと称するCPUを動かしているときはクロックが他の半分なので、そのまま比較はできませんが、CMOSと思っても良いと思います)。

CPUを刺さないときのSBC6809の消費電流は20mA程度です。

というわけで、CPUは出所のハッキリしたところから注意して買いましょう。

マーキングが信用できないので、最高動作クロックも謎。

これとは別に、シングルボードコンピューター収集癖が治らず、SBC6800も作りました(下)。こちらはMIKBUGを入れてあります。特に何かをする、という目的はありませんが、それはSBC6809も同じかも。6800の方は、私が10代の時には、特に目に入るところではありませんでしたので、どうも思い入れが湧かないです。

SBC6809の方は、Cコンパイラーをスタンドアローンで動かしたいと思うんですが、メモリーが足りないんで、Z80-MBC用に買った「超絶大容量」128KBytesメモリーをこちらにつけたいんですが、外部I/Fも含めたボードをSBC6809をもとに起こすか、CPUソケットにボードを積み重ねて乗っ取る方式にするか悩み中。