3Dプリンター Rostock Mini Pro 製作記(2)

Rostock Mini のキットの製作の続きです。

2.組み立て

製作は、こちらのマニュアルに従ってやるのですが、このマニュアルというのが、途中までしか書いてないんですよね・・・初心者には厳しすぎる。。。

ともかく、書いてあるところをマニュアルに従って組み立てていくことにします。

組み立て方はマニュアルにまず書いてあるので、書いてあるところが間違っていたり、悩んだり、失敗したところだけ。

まず、ステッピングモーターを台座の下にプリント部品と一緒に取り付けるのですが、ステッピングモーターをつけた台座(橙色の部品)とアクリル板をM4のネジで取り付けるのが難しすぎます。何と言ってもM4のネジ穴はタップが切っていないので、力を入れて押し込め。と書いてありますが力を入れて押し込んでみても滑るばかり。。。というわけで、私は道具を持っているオトナなので、M4のタップを使ってネジを切ってから組みました。他にもM4のネジのところは大変なのでタップを切って組みました。

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次に、アームの組み立てのところ。

なんと、マニュアルには、ネジ袋の材質をジョイントのネジに巻き付けて、そいでもってカーボンファイバーのチューブに差し込んで固定してね、っていうすごい指示が書いています。接着剤とか使うと思ったらよりによって、袋巻くだけ?ということで巻いてみたのですが、巻けやしない。というわけで、私は、手元にあったセロハンテープを巻いて組みました。それなりにしっかりと固定できているので、接着剤なしでもいいのかも(半信半疑)。

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マニュアルにはネジの記載の間違いがちらほらありますので、現物と写真を見ながら組み付けられるように組んでいきました。だんだん後になってくると、数量の記載が省略されていたり、ワッシャーを入れる入れないの記述がなくなっていたりするのは、ご愛敬?

さて、この3DプリンターがオリジナルのRostock miniから改良したと言っているところはいくつかあるのですが、このエクストルーダーの作りがその一つ。遊星ギアで減速して歯車でフィラメントを押し出す構造になっています。また、ベアリングも使っていて高級品という感じ。

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ですが、M5のネジを締めすぎて、ABSの樹脂の弱いところにヒビ(白っぽくなっているところ)ができちゃった。うーむ。やばい。

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まあ、プリンタが動けば、プリントして作ればよい(?)ので心配ないかな。。。

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ということで、マニュアルに書いてあるところは組み終わりました、がまだやることがたくさん残っているように思われます。まず、エクストルーダーの取り付け場所、基板の取り付け場所、ホットエンドとファンの取り付けと配線、ホットエンドへどう配管をするか、など、うーむ、たくさん書かれていないね。Rostock Miniのwikiを端から端まで読めってことでしょうね。

さて、ここまで組みあがったものを触ってみて、感じたことは、「ガタが多い」ということで、このまま組み上げてまともな精度でプリントできる気がしません。こりゃーえらいもんを買っちゃったな。スーパー泥沼だなというのが正直な実感です。まずタワーが手の力で変形できるような強度なのと、リニアガイドとCarridgeの取り付けにガタがあるし、などなど。改良点がたくさんありそうな気がします。

次回は、一応完成まで何とか持って行って試しに動作した結果を報告できるといいですね・・・

続く。