フロリダからDCに移動してスミソニアンの博物館めぐりをしました。
全部入館料タダ!どうしてそんなことができるのか!税金が投入されているからです。以上。でも、私はミュージアムの展示に関係した書籍を買うのが好きで、今回も結局150ドル以上散財してしまったので、十分博物館にはお金を還元していると思います。
航空宇宙博物館(National Mallの方)
ライト兄弟の初飛行までの開発物語を興味深く見る。既存のデータに疑いを持った時に自分たちで風洞を作って実験したのはすごいな、と思う。
ここの宇宙関係の展示は、少し古めの時代に偏っているところがありますが、スカイラブやアポロ・ソユーズ計画など、他で見られない展示がたくさんあって好きです。
現在改修中でかなり多くの展示がclosedでしたが、それでも半日で見るのは無理があるほど。



National Gallery of Art (国立美術館)
次に、対面のNGAへ行く。こちらもゆったりとした広い館内にたくさんの絵画、彫刻が展示されていて素晴らしい。
短い時間では到底見切れないので、ルネサンス(ダビンチの有名なのとか)に始まり、フェルメール関係~印象派の時代に絞って観覧しました。個人的には、ターナーの風景画とかが好きです。

自然史博物館 (National Museum of Natural History)
翌日は、一日自然史博物館で過ごしましたが、とにかく広くて回り切れないし、疲れた。
自然史、ということで、生物を中心に地球の変遷史をテーマに展示がなされていて面白いです。これまで何度も様々な原因で大量絶滅が起こっていることがわかっているが、現代、6回目の大量絶滅の時代では?というプレゼンテーションが興味深かったです。

恐竜の展示もいいんですが、ここの2階の宝石・鉱石コレクションは素晴らしいです。

アメリカで金と言えばカリフォルニア1848年のゴールドラッシュということで、カリフォルニアの金鉱石がたくさん展示されていましたが、日本の中瀬鉱山の金鉱石も展示されていました(恥ずかしながら知らなかった)。

あとは、昆虫の展示(生きているタランチュラの展示が偏執狂的にたくさんあって謎でした)を見ました。
航空宇宙博物館別館(S. Udvar-Hazy Center)
最後にDulles空港近くにあるAir and Space Museum の別館に行きました。車でしか行けない場所にあるため、あまり訪問者がいないようですが、ここはmust seeだと思います。
行きは楽しようと思って、Uber で行きましたが、博物館に入口手前に有料駐車場(15ドル!)のゲートがあるため、その手前で車を降りて(車はゲートの手前でUターンできる)、ゲートの横を抜けるようなややイレギュラーな行き方になってしまいました。
帰りは、博物館の前からバス(Fairfax connector)が20分毎に出ている(1名2ドル)ので、それに乗り、終点の Wiehle-Reston East駅まで乗って、そこから、メトロのSilver Line で帰りました。合わせて10ドル足らずで行けますので、安いですが、時間はかかる。バスは途中Dulles 空港に寄るので、帰国前にちょっと寄ってということも理論的にはできると思うんだけど、入館セキュリティチェックもあるし、荷物を置いておくところがないので、無理かも。
展示は、航空最初期から宇宙時代まで含めていろいろ。広さを活かして、結構変なものがたくさん展示されていて(つまり厳選しなくてよい)、面白いです。





滞在中、ほかには、ホワイトハウスやワシントンモニュメントのあたりを散歩したり、マーケットで買い物したぐらいなので、ほぼほぼスミソニアン巡りで3日費やしてしまった。