3Dプリンター Rostock Mini Pro 製作記(3)

2. 組み立ての続きです。

ホットエンド周りを組み立てます。

Bowden エクストルーダーからのPTFEチューブは手持ちのM5ナットで固定しました(キットに入っていなかったような気が。。。)

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ホットエンド(J-head MKIV hotend)は、ホルダーがホットエンドの溝に横からしっくりハマります。

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2つのホルダーを重ねて、central platform にM4のネジとナット、それからワッシャーで留めました。

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上から見た様子。配線はキット付属のスパイラルチューブでまとめます(ファンの配線をまとめるのを忘れていたので後でやり直した)

 

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下から見た様子がこれです。ファンはM3-16ねじでファンマウントに固定できます。ファンマウントのcentral platform への固定はM4ねじでやりましたが、例によってタップを切ることが必要でした。

ちゃんとファンが固定できれば、J-type hotend のノズルのわずか上にファンの一番下が来て、ファンがプリントベッドにあたらないようになっているようです。

 

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最後は全体の配線引き回しをしました。

このキットは、エクストルーダーを3軸のステッピングモーターの近くに置く前提になっているようなのですが、central platformに余計な力がかかるとプリントの結果がずれる原因になるようなので、配線もPTFEチューブも上から素直に下ろすようなアレンジにしてみました。そのため、エクストルーダーのステッピングモーターは上の面に乗せています(タイラップ止め)。

配線の長さがいろいろと足りない(ファン、ホットエンドヒーター、サーミスター、エクストルーダーモーター、エンドストップスイッチのいくつか)ので、AWG24あたりの線を使って延長をしました。

ほとんどの配線は上の面でまとめて下に置いてあるコントローラーまでつなぎますので、手持ちのスパイラルチューブ(黒)を使ってまとめました。

 

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RAMPSボードに配線をしますが、これもマニュアルに記載が全くないことの一つですが、Reprap wikiには書いてあるので問題ないでしょう。

今回、ラップトップ用の12V 10A電源を使用しているので、RAMPS1.4ボードの電源は、ArduinoのDCジャックからマニュアルに指示のあるように引き回した配線を通って供給されます。モーターの結線は、モーターは4本の配線のうち2本づつがペアなので、テスターなどでペアを見つけます。RAMPSボードにはそのペアペアがならんでつながっていたらそれでOKのようです。キットに付属のモーターは、3軸のはどれも同じ色の組み合わせでOKなのですが、エクストルーダー用のモーターは色が違っていて、またペアの色の組み合わせも異なっていたので要注意です。

モーター4式(X,Y,Z,E0)の配線をします。

エンドストップ3式(X_MAX, Y_MAX, Z_MAX)は左からコネクターがX_MIN,X_MAX, Y_MIN,Y_MAX, Z_MIN,Z_MAXとなっているので場所を間違えないように、また、Sと記載されたピンと-と記載されたピンにスイッチがつながるように気をつけます。

サーミスターはT0につなぎます。

ホットエンドのヒーターはD10につなぎます。また、ファンは、D9につなぎますが、極性があるので気をつけます(ボード上の+サインに赤線をつなぐ)。

以上で一応配線終わり。こちらのソフトウェア設定マニュアルに従って、ArduinoMega2560のファームウェアをアップロードし、Repetier-host ソフトをPCにインストールしてUSBでPCにつなげばテストができます。

私のところでは、ホットエンドのノズルとプリントベッドの間の距離は最大185mmでした。

その他の校正の手順もソフトウェア設定マニュアルに従えば特に注意する点もないと思います。

ヒーターの温度調整ができることを確かめ、ファンを動かしたり、XYZの動きを確かめたりしてみましたが、特に問題はありませんでした。

一通り、動かしてみた感想。

まだプリントをしていない現段階ですが、これじゃあ精度の高いプリントは難しそうで、フレームその他の剛性を高めたいなあという印象が強いです。ちょっと遊びでプリントしてみた後は、フレーム剛性の強化、キャリッジのリニアベアリング周りの改良をしたいな、と計画しているところです。

次回は、実際にプリントをしてどんなひどい結果が得られたかが書けるといいなと思っています。まだフィラメントのテストは全くやっていません。スプールのホルダーを木で作ろうと思ってまだやっていないので、まだ実際にプリントするところまでは行っていないのです。

続く。

 

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