京都に行く

昨年末、奈良を中心に京都にも行きましたが、その時京都もう少し周りたいなと思いつつ、年末で予定が詰まっていましたので、ちょっと中途半端でした。次の休みには行ってみたいなと思っていたら、例のコロナです。博物館・美術館・イベント全部閉館・中止、まあ、家に居ろ、ってことだと思いますが、なかなか難しいですね。

ということで、前回中途半端だった京都にもう一度行こう、と思ったんですが、1泊2日の京都行きを家族に相談したら大反対。なんでも、宿に泊まるのが(コロナの観点で)心配とのこと。宿も割と選び放題なんだけどなあ、ってちょっとけちくさい考えも湧きつつ、まあ、わからなくもないので、今回は日帰りで京都に行ってきました。公共交通機関(新幹線)での移動も、同様の理由で難色、とのことで、自家用車で神奈川ー京都を日帰り往復して、行ける範囲で京都の寺社仏閣を回ろうと考えました。

朝は車で行くので、ちょっと早起きで、でも日帰りなので、特に用意するものもなく、近所に買い物に行くような感じで出かけます。

道路は、トラックとか物流があるので、それなりに交通量がありましたが、それでも渋滞は京都まで全くなく、スムーズに京都南ICまで午前中(10時前)に到着。京都の市内も、碁盤目の街なので、流れはよくはないですが、信号の流れの通りに金閣寺まで到着、駐車場に車を止めます。

大型バスが金閣寺の駐車場に1台も止まっていなかったのにはちょっと驚きました。個人の車はそれなりには停まっていましたが、それでも少なめかな。

金閣は、拝観者も少ないながらも、学生っぽい若者グループとか、ヨーロッパからの外国の方とかを中心に来ていて、普通に観光地的な感じにはなってました。でも、私が前に行ったとき(20年以上前)には、順路とかなかったと思うんですが、順路に従って流れるように見るような感じにしてあるってことは普段は行列ができてるんですかね?そう意味で言うと激減なんでしょうね。わたし的にはこれくらいでないと、落ち着かないので来られませんけど。

きんきらきんの金閣寺

個人的には金閣寺の建物とか時代の変遷でどのように今まで続いているのかとかもう少し学べる展示がついていたらいいのにな、と思うんでそこは少し残念な感じがしました。

また、土産物屋に売っているものは、変な言い方をすると外国の人向け、というか、金閣と関連性があるのかないのか不明なものとかごっちゃ、という感じがして、申し訳ないのですが、あまり、みやげ買い物意欲が湧きませんでした。個人的な印象で言うと、宇治の鳳凰堂はその辺がしっかりしてたような印象で、京都の立地からちょっと殿様商売なんじゃないのかな、とも思えたり。

次に、隣の龍安寺の有名な石庭を見に行きました。

こちらも比較的空いていたので、石庭の前に座ってしばしのんびりできてこちらはよかったです。石庭を眺めながら話した内容は、石庭の砂利をどのような手順で掃けば、踏み後が残らず、あのようなきれいな砂利になるのか問題など、どうしようもない話題でしたが・・・

次にさらにその隣の仁和寺にも行きました。仁和寺は、兼好法師の例の教科書にも載っている、あしがなえの間抜け話で有名?な寺ですが、私は初めて行って、こんなにも広大な境内と庭園、寺社建築が広がっているとは知らず、驚きました。

一通り、いろいろ眺めながら散歩しましたが、個人的にはこちらが一番楽しめました。

仁和寺境内から門の方向を見る

こちらはworld famous ではないのか、日本人しかおらず、さらにその数も少なく、上の写真のような感じでした。門前の食事処で昼食をしましたが、そちらも少し閑散としていましたが、落ち着いて過ごせたのでよかった。

最後に京都御所へ。広大さにびっくり。こちらも見学の方はそれなりにいたけど、普段はもっと、ですかね。

京都御所の蹴鞠の庭 国家の潤沢な資金できれいに維持されている。

ゆったりと御所の見学をした後周りを散策してもいいかと思っていたのですが、あまりに広くて疲れたので、近所の喫茶スペースでコーヒー飲んだりしてゆったり休憩。

日帰りなので、日が暮れる前に京都を出よう、京都御所で今日はおしまいってことで、同志社大と京大の筋を東にゆったり走って、その流れで比叡山のところへ行く道を通り、大津へ抜けて大津ICから高速に乗り帰宅しました。帰宅したら途中の休憩(夕寝)、夕食を入れて10時近くになっていましたが、日帰り旅行にしてはいろいろまわれて上出来だったと思います。

学校休校

首相が会見で言った「小学校~高校 休校」の「要請」で、わが娘の学校も昨日から春休みあけまで登校禁止(もともと土曜日曜、特に日曜は学校ありませんが、部活も含めてということ)になっちゃいました。ちょうど先週金曜で期末試験は全科目終了だったので、幸いにして、先生方が成績を出すのには困らなくてよかったですが、娘は、部活や試験後のいろいろ楽しみにしていた活動がなくなってしまって憤慨&やる気を失っております。他の学校では期末考査がまだの学校も多いようですが、試験やらずにどうやって成績出すんだろ。。。。成績表は学期末のタイミング以降郵送で来るらしい。

考えたら、4月過ぎまで休みって、夏休み並みの大型休暇、じゃなかった、休校で、たんまり宿題はもらってきたようですが、暇を持て余しそう。博物館、美術館なども3月中旬まで休館なのですよね。普通の休みだったら、そういうところをはしごしたいところですけどね。自然公園系は人が多人数で集まらないという条件で開いているようなので、我が家は混雑しているかどうかは留意しながら外で過ごす機会をなるべく設定したいと今のところ思っていますが、どうなるか。

感染拡大がどんなところで起こっているか、どこまでわかっていて、どこがわかっていないのか、政府がちゃんと情報共有してくれたらいいのですが、それがないんで、素人目には、学校休校しても、会社員が毎朝満員電車乗ってたら感染拡大は避けられないように思うんですが、どうなんでしょう?クルーズ船の話もなんであれだけ広がってしまったのか、メカニズムが報道で示されていないから、政府もさっぱりわかっていないのかどうなのか、一市民としては不安しかないですよね。

仕事上の打合せなんかも、所外との打合せは特にですが、見合わせか、延期か中止か、ZOOMでできるのはZOOMで、なんていう対応になってきてます。

これを機にテレワークというか、ネット上で仕事や学習をやる仕組みが普通になったらいいかも。

それと、何かのSNSでのデマか何か知りませんが、紙製品、トイレットペーパーなどが気が付いたら、どこの店からも消えてて困った。我が家では、ちょうどあと1ロールしかトイレットペーパーがなかったので、今朝スーパーに行ったら、ちゃんと売っていたので安心しましたが、一時はどうなることか!と思いました。

東大二次試験

今日仕事の関係で本郷界隈に行っていたんですが、仕事が5時に終わって、さあ帰ろうとすると、東大前の駅が人だかり・・・・、で今日が国立大の二次試験の1日目だったと気が付いた次第。

本郷は、理科の試験場なので、男子ばっかり(女子、も、もちろんいますが・・・)。東大って女子の下宿生に3万円?補助を出してアパートを斡旋してたりと、女子を増やす努力をしているっぽい感じでしたし、昨年の入学式の祝辞も上野千鶴子がしていたり、と、ジェンダーバランスを取ろうとしてたと思うんですが、今日本郷界隈の18歳を見る限り9割5分男子、て感じでしたよ。

理科に限っては、約30年前と全然違わない感じがします。

東大女子増やす作戦、見事に失敗している感じ。

米国の大学とかだと、エンジニアリングなんかも結構女子がいるイメージなので、東大工学部ももっと頑張ってほしいと思います。

1日目を終えて帰る受験生は、結構リラックスした感じ。なのか、数学2時間半が終わって放心状態なのか?みんなマスクはしてたけどね。

そんな芋理系男子軍団の中に、桜蔭生発見。制服で受けに来てたけど、この後学校に戻るのか?手に持つトートバックに大きく白で記されたOinの文字で他の受験生を威嚇しているのか?

ともあれ、娘を持つ父(理系)としては、理系女子受験生を応援したいですね。そんな話を夕食中にしてたら、わが娘は、文系・理系、進路どーしよー、得意な科目がわかんない。とか気の早いことを言っています。そんな先の話より、期末試験頑張んなさい。それと、期末試験終わったら遊びに行く話をしていたけど、大勢で集まって長時間過ごすのとかは時節柄だめらしいよ。

チバニアン

遅ればせながら今日チバニアンの時代認定の試料を取った地層を娘と見に行ってきました。

神奈川県からは、アクアラインを抜けて圏央道の木更津東インターで降りて走ったところ、養老渓谷にあります。家から行っても1時間半ほどしかかからず、アクアラインの威力に驚いた。しかも、今はアクアライン普通車800円、軽自動車ならさらに安い。こんないい道路にたったそれだけで乗れるなんて、千葉県大丈夫か?と思う。

たしか、アクアラインができてすぐの時に仕事の関係でアクアライン乗ったことがあるのですが、当時往復8000円だったかで、こんな高いのだれが使うんじゃ!?と思った覚えがあります。

チバニアンの話だった。

それで、チバニアンの地層、ストーリーがないとただの渓谷の土の壁なので、現地の近くにビジターセンターができていました。

なかには、地層剥ぎ取りの展示、チバニアンの年代をどのように押さえたか(火山灰層、有孔虫、サンプルの磁気測定)、現地の川床を見ると見つかる、生痕化石や貝の化石の解説など盛りだくさんの内容です。いろいろ地学関係の博物館の展示を見たりしますがそれらと比べても割合濃密な展示がされていると思いますので、建屋はユニットハウスですが、秀逸なビジターセンターでした。

日曜ということもあってか、ビジターセンターの横には余裕を持った駐車場があり、それなりに訪問者がたくさんありました。まあ、千葉県の方がやはり多いですが、小学校高学年~中学校あたりの子供連れの方々が来てました。ビジターセンターでは中学生向けの説明小冊子ももらえて結構よいと思います。

ビジターセンターでは、この場所の価値について、茨城大の岡田さんが説明している映像を見ることもできますが、ここの特徴は、海底の堆積速度が非常に速い(1000年で2m?だったかな?)地層が隆起して現在地上に上がって来ているため、ここで地層のサンプルを取ると、非常に細かい時間スケールで何が起こったかがわかるということなのだそうでした(ちょっとうろ覚え)。映像では、地磁気の逆転境界でそのようなサンプルが取れるのはまれとのことで、例えば地磁気が逆転したときに生物などにどのような影響が出るのか?がわかるのではないか?という話をされていました。

地磁気(残留磁化)の測定をされている話を見て、この残留磁化がどの程度の大きさなのか?がわかる展示があるともっといいのにな、と思いました(昨日、地磁気逆転がサンプルに残っているという話を妻としていたら、妻は「方位磁針を近づけたら反対向くの?」みたいな素朴な話をしていたので、やっぱりどれくらいこまかい測定をしているのかがわかったほうがよい)。

ビジターセンターを見学した後、現地見学。

ただの壁です。はじめに見たとき、認定された境界と思っていたところは境界よりももっと深いところ(古い時代)だった。現地に赤・緑・黄色でそれぞれ今と逆、同じ、遷移の過去の地磁気がわかるような標識が貼られているので、それを知っているとチバニアンの境界がここってわかるけど、予習してないとナニコレって感じです。

ここの見学場所でなんかもめごとがあるようで、謎な看板が立ってたりしましたが、ビジターセンターではそういうのは完全スルー。

見学後、ちょっと回り道でしたが、金谷港まで山道をドライブしてフェリーに乗って帰る。金谷港は、車、人で混雑、でしたので、お土産も買わずにフェリーに乗りました、ら、値上げでちょっとショック。フェリーは好きなのでなくなってほしくないですが、アクアラインと値段の差がかなりあるので、ちょっと厳しいかも。お客さんも金谷港の車の数と比べたらちょっと少ない気がしました。

センター試験やる暇なし

なぜか今年は仕事が立て込んでいて、センター試験各科目1時間程度の話なのですが、いまだに問題を解く時間が取れていません。もう賞味期限切れですね。せっかく最後のセンター試験だったのになあ。

センター試験の会場に必ず毎年現れるお年寄りがいると聞きます。多分ボケ防止だと思うんですが、私も年を取ったら、そんな変な老人になれるように頑張ろうと思う。

娘も中2も終わりになって大学入試がそんなに遠い将来のことでないように感じられているようです。センター試験がなくなって次の共通テストになったらどうなるの?という話になって、私は何の根拠もなく、「今より難しくなるんだって。」って言ったら、「どうしよう・・・」って泣いてた。すまん。娘よ。なんの根拠もないです。

ここのところ、共通テスト関係でいろいろお騒がせが起こってますが、しょせんセンターは国公立大学がそれぞれ二次試験の会場を用意できるように 足切り用の試験ですよね。それをあーだこーだとマスコミ騒ぎすぎ。高校3年生がみんな受けるから基礎学力が点数で他人と比較できる最も大規模な高校生活最後の模試祭り、とか思うんですが、現役高校生の意見を聞いてみたい。少なくとも私が現役の時は、センターは自己採点してクラスメートとスポーツ感覚で点数を競うのを楽しんでたよ。数学200点よっしゃ!とかね。二次はそれぞれ違うところを受けたりするからね。