プランはまだ変わります。

だいぶ定まってきましたが、プランはまだ完全に固まったというわけではありません。
今日いただいた設計図面は、壁、床、天井、外壁、屋根仕様がかかれ、窓の仕様も書かれていました。
床は水回りはクッションフロア、他はフローリング。天井は梁をリビングダイニングについては顕し。柱も同じく場所によって顕し。天井は一部シナベニア張りだが、2Fの天井は基本的に勾配天井で石膏ボードにペンキ仕上げ。和室は、杉板とシナベニア張りを組み合わせた天井。外壁は、ガルバサイディング。屋根は同じくガルバを立ちハゼ葺。
窓は、南北の風通しを考えて追加してあった。和室の窓が西と北に設けられ、階段室も東と北に窓がとられた。1Fの仕切りの建具は、ポリカの建具だが、ほぼ天井の高さ(梁の下)から2.2m高程度の吊り戸とする予定とのこと。最初は長押?欄間?の下に高さ合わせをして、建具の高さを減らそうとしていたが、収まりが大変でコスト増を招くためという説明を受ける。
今日は、施工業者さんと見積もり合わせを行うために顔合わせをしました。
その前に、今住んでいるところで、キッチン等の内容について打ち合わせる。
・キッチンの収納容量。余裕を見る必要があるのではないか?食洗機の上に棚が追加できればよいか?これは、見積もり合わせには現状の図面で出す方向で議論したが、引き続き検討。
・吹き抜けに面した子供室と寝室に前は吹き抜けに面して窓をつけていたが、これをもっと吹き抜けやその下のリビングとつながりができるように、寝室と子供室の壁を一部ポリカーボネートの板にしてはどうか検討しているとのこと。初め聞いたときは「えっ?」と思ったが、少し話を聞くうちにいいかなと思う。吹き抜けのところへ反射した光が子供室と寝室にも導入される?また、寝室、子供室からも吹き抜けとなんとなく繋がった感じがしてよさそう。プライバシーはロールスクリーンなどを付けて確保できるとのこと。
・吹き抜けのところにつける手摺の高さ。900mm程度と当初案の800mmよりは高いが1.1mというような高さでは、下から見上げた時の圧迫感が強いので、900mmとすることにした。
・雨水利用をしては?との話をいただいていたので、その話も。庭への水やり、洗車等に使える。タンクは不格好。「池を作っては?」との話。ボウフラは、魚を飼っておけば湧かないとのこと。タンクで受けてそのオーバーフロー分を池に流すのはいいかもしれない。でも、蒸発の方が早くて節水にならないような。。。それと、4本ある縦樋から水をもらうのは工夫がいるというか、格好の問題もあるので、屋根の全面積を利用できるわけではない。切妻の南半分の屋根で受ける雨水は利用しようかな?本当は、北側屋根で受ける水をうまく処理したいのだけど。もう少し検討。
工務店訪問。今月末あたりに図面を送って見積もり合わせ依頼したい。図面はメールで送ることになった。また、同等品のところは工務店さんの得意な内容で提案をいただきたいという話をする。
他には、建設中の現場を見せていただきつつ、材木の種類と価格の話を業者さんとする。梁をベイマツ、柱を本当はヒノキ、それか、ベイマツでやるのがよさそう。集成材の梁は顕しにして見せるとbusyであまりよくなさそうなので、無垢かな。通し柱はいくつか見せる柱になるため、それらの見せる柱は、磨きの材質とする。また、屋根の断熱材もできれば(費用!)、スタイロフォームの系統の材料を使いたいというような話をする。
時代によって、よく採用されるかされないかの流れで、材の値段もずいぶん変化しているとのこと。
今はよい材料が非常に安くなっているとのこと。
構造計算の結果を概略教えていただくが、今の設計で等級2とのことで驚く(等級2も取れているという意味で)。かなり壁の(少ないところは)少ない設計なので、耐震強度を心配していたが、あまり心配するのはよそう。

プランrefine 4回目

現在、詰めの設計をしていただいていますが、
プランをリファインしていた段階の話。
床暖房はつけることにしました。費用がかかりそうなので、LDだけですが。
一応、想定している断熱材の厚さや建物の間取りから、燃料費の見積もりをしたりして、それをもとに、熱源をどうするか考えてみました。床暖房の熱源はいろいろあります(下記、温水床暖房限定で考えています)。
・エコキュート
 夜間電力を使ってヒートポンプでお湯を沸かしてためておく方式。暖房需要も給湯需要も夕方~夜なので、ためておく時間が長いので不効率と思います(それでもオール電化にしたら経済的かもしれませんが)。機器のコストも高い。私のポリシーと合わないので×。
・ヒートポンプ
 エアコンの効率はよく知られていますが、同じ原理を使ってお湯を沸かすもの。効率が高いのはいいけど、機器が高いです。良くて10年持ったとして、装置代が回収できなさそう。
・灯油
これが一番燃料代としては安上がり(LPガスの半分。都市ガスの2/3)。でも、匂いが問題。うちは、隣家と少しは距離を開けています(7m)が、隣接していることには変わりないので、農家のようにはいきません。それと、ガスは調理のために必要なので、燃料の種類が多くなるのがちょっと。。。
・LPガス
要は瞬間湯沸し。値段が高いがまあ、しょうがないかな。利便性は高いと思います。エコジョーズなどを選ばないと機器も安い。
悩みましたが、LPガスの給湯器と床暖房熱源機を入れることにしました。床暖房の熱源機と給湯器を別にしたのは、両方使える機器は結局1つの箱に2つの異なった装置が入っているような感じだからです。給湯器はお湯が循環しませんが、床暖房はお湯が循環する必要があり、全く違ったシステムになるのです。
片方の機能が故障したときに両方が影響を受けてしまうのは嫌なので、別々に。
また、エコジョーズも選びません。計算上10年間の燃料代の差額が機器の差額程度なので、エコロジカルかもしれませんが、エコノミーではあまりないように思ったためです。もっと大きな家で多量の給湯と暖房が必要なところならエコノミカルかもしれません。
さて、
間取りの方は、2Fトイレをやめて多目的室がさらに広く9畳あまりになりました。ちょっとした図書館が作れるのではないかと思います。将来的に子供が増えたら、子供部屋をここに増やせるようには考えていただきました。それまでは、リビングとは別にここにソファーと本棚を置いて、ゆったりと本が読めるようにしたいなと思っています。じゃあ、リビングでは何をするの?っていうのが難しいかもしれません。まあ、洗濯物を畳んだりするかな。。?
キッチンは、タカラの廉価版のシステムキッチンを入れようと思います。
タカラのキッチンはデザインが。。。ということはあると思いますが、まあ、お手入れが楽なのがいいんじゃない?ということで。マンションに住んでいるときに、キッチンの引き出しに醤油染みを作ってしまったり、鉄なべをステン板の引いてある引き出しにそのまま置いていたら、もらい錆をして、真っ赤にステン板が錆びてしまったり、ということを経験しているので、引き出しがホーローなのは優れている、と思います。なるべく、費用を掛けたくないのですが、足下引き出しタイプを選んで収納容量をとり、グラストップのコンロやシロッコのホーロー整流板付きのレンジフードを選んだりしてお手入れ楽々を追求することにします。ワークトップも、人工大理石を信じていないので、ステンです。
吊戸棚:我が家の設計はキッチンの天井高が低め(2220mm程度)なので、標準の吊戸棚(70cm高)を入れると、アイレベルの中途半端なところ(1500mm)に吊戸棚が来て使いにくいので、吊戸棚をやめて、ここに業務用のガラス戸付きの吊戸棚を入れて、アイレベルの食器棚としてつかおうと思います。また、この下には、パイプ棚を置いて、鍋などを置けるようにします。
コンロの横は、すぐ勝手口です。
うちはちょっとひねくれ者で、食洗機もビルトインにはしません。食器を出し入れするのに腰を曲げるのが大変ではと思われるのと、故障したときに高くつくと思われるためです。今までも使っている食洗機をシンクの後ろに引っこみを作ってもらい、そこに置くことにしました。見栄えはともかく、シンクからそのまま食洗機に入れることができ、使い勝手はよいです。(実は今の家がそうなっていて、シンク前の出窓のところに置いていて、なかなかよいのです)。
シンクの左側は250mmあるものを選び、そこに水切りラックが置ければと思います。また、さらに左側は50cm程度の空間が空いており、ワゴンなどを置けるようにしておきます。
このキッチンの背面には、食器等の収納と冷蔵庫を置くのですが、システムキッチンの作業台のスペースが小さいと思われるので、背面は、IKEAなどで奥行65cmのワークトップを購入して設置、そこも作業台(というか、配膳テーブル)として使えるようにしようと思います。オーブンレンジもその広々とした背面のワークトップに置き、家電収納のようなものは使わないことにします。
正面の吊戸棚だけでは食器は入りきらないので、背面の吊戸棚を使って残りの食器を入れる必要がありますね。ワークトップの下も引き出し収納などを用意して収納容量をとる必要がありそう。
全体としては、なんだか昭和な香りのするキッチンになっているかもしれません。クローズドなキッチンなので、機能性重視です。クローズドなのですが、建具を開けると、LDとつながっていて、LDの窓を通じて庭が見渡せるようになりました。
LDの窓は、当初案からかなり変更があり、LDの南側の面全体に腰窓を配置して、家の南側の庭がパノラマ的に見渡せるようにしました。南側に掃出し窓がなく、ある意味オフィスみたいな感じです。
ダイニングの東側は掃出し窓でその外側のウッドデッキに出られるようにしてあり、そこを通って庭には出られます。ウッドデッキは洗面室とも掃出し窓でつながっていて、洗濯物をデッキの上の庇のしたにすぐに干せるのです。
窓の寸法、種別、位置などを図面を見ながら相談しました。
準防火地域で延焼ライン(境界線から3m, 2Fは5m)にかかるところの窓は防火窓にする必要がありますが、これに対応できる窓が今、防火サッシ偽装(といっていいでしょう)の影響で非常に限られています。この影響で引き違い窓が滑り出し窓になったり、窓の大きさを小さくしたりという変更が必要になりました。
シャッターを付けることでも対応はできますが、シャッターを付けると使わないのに大きな費用がかかるし、かっこ悪いので、このような対応になっています。
外壁材、屋根材、床材、内装材はある程度お任せのところですが、ガルバの外壁、屋根、床材は複合フローリングで行くことになりました。内装は、過去に経験ある内容でやるとのことで、磨き柱と梁の顕し、一部の天井や壁にシナベニアを使うほかは、ペンキ内装とのことです。和室とLD,キッチンとLDの間の間仕切り建具は、ポリカーボネートを使った、光が透るものを使うとのこと。基本的には、メンテの必要性の低い材料を使うという考えで、選んでおり、クロスは使用しないようです。
ペンキの内装はあまり見かけませんが、アメリカなどではよく見かけるし、塗り直しなども自分たちでできるのでよいのではないでしょうか。
子供部屋などは、模様替えの時などに自分で塗らせてもいいのかも。
ガレージ兼倉庫は、なるべく小さいものにしようということで、当初2.4m幅というものでしたが、今乗っている車で実験したら、ちょっときつすぎるので、2.7m幅に広げてもらいました。これでも、きついことはきついですが、なるべくコンパクトな家にしたいので。
そんなこんなでだいぶ最終形に近づいてきました。

表面波探査

昨日敷地の地盤調査をやってみました。
天候にも恵まれ、とても暖かいうららかな一日でした。
敷地に5個の振動センサーを配置して、カケヤで地面をたたいて振動を起こして、センサーで記録します。

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延べ10か所で各20回づつ地面をたたいたのでえらい疲れた。今日、内またと右手が筋肉痛です。
取ったデータを分析して、地面の固さを算出するのですが、「趣味」なので、これからデータ分析のやり方を考えます。とりあえず、簡単に調べたところ、関東ローム層でよくある内容にはなっているので大丈夫そう。

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趣味の地盤調査

さて、建築前に土地の地盤調査などをしようと思いますが、スウェーデンサウンディングのような
方法の調査は業者さんにお願いするかもしれないですが、私は、「趣味の地盤調査」をやってみようとおもっています。もちろん、「趣味の」調査結果は、建築のもろもろの保証関係には使えないですが、やはり自分の土地ですから、できるだけしっかりとした情報を知りたいものです。
具体的には、地震波を使った地盤の堅さの調査(表面波探査)や、土地の電気抵抗測定による地下水位の調査(比抵抗探査)を自分でデータ取りと、データ分析をやってみようということです。
業務で地盤調査をやっている方でしたら、ちょっといつも使っている機材を借りて、ということもありかと思いますが、残念ながら私はそのような業者ではないので、機材を作るところからになります。
仕事でやるのではないので、メリットは、時間のことをあまり気にせず、好きなだけ調査ができますね。
陸上での地震波探査は、大学4年の実習で、カケヤで地面をたたいて、校庭の調査をやったことはありますが、それ以来です。付け焼刃的に、手法などを勉強しているところです。
今日は地震波の波形を記録する装置を箱に収めて半分ぐらい作ってみました。地震計は5点程度設置してカケヤで地面をたたいて起こした地震波を記録しようと思っています。
調査に使うカケヤは、借りてきてもよかったのですが、外構や庭木をDIYする時にどうせ必要だろうということで、ネット通販で安さ爆発なものをポチリと購入2300円也でした。ホームセンターで見たら5000円弱したため、とてもこんな予算はない!ということでネット通販です。
他にも、比抵抗探査をするための地電位測定用電極は、素人っぽくアース棒を10本2000円也でこれもネット通販でポチリ調達です。比抵抗の方はバッテリーで地面に電流を流して、テスターで流した電流と地面の電位差を測ってやろう、と思っていますが、手でExcelにデータ入力は面倒かもしれないので、一度手作業でデータをとって、もし面倒なら、データロガーを用意して一気に8点で測定をするかもしれません。こちらはまだ勉強段階なので、あまり具体的にどうしようというイメージがあるわけではありません。

土地決済

土地の造成は、この夏天候が不順だったことと、私が二区画購入する際に計画の変更をお願いしたことから、完了が遅くなりようやく9月下旬に測量、開発の検査が行われて、土地の開発登記が10月になされました。
それを受けて、私たちのローンもすでに審査は9月あたまに通していましたが、土地部分の実行をすべく、10月になってローンの契約を行いました。
ローンの実行決済は、私の仕事の都合等もあり、平日に銀行に行ける日がなかなか取れず、11/7になりました。
決済の朝、銀行に行くと売主さんと仲介の不動産屋さん、それから、登記をしていただく司法書士さんはすでにいらしてました。さっそく、司法書士さんの示された登記手続きに関する同意書に捺印し、そのあと、代金の振込依頼書を記入します。開発工事の変更分の精算、固定資産税の日割り分、土地の残金、それから、測量後に変更になった土地(0.2平米!)の精算分の合計を売主さんに振り込みます。また、同時に、不動産屋さんに仲介手数料をこれも振込みます。司法書士さんへは、口座から引き出して現金で登記作業の登録免許税と報酬分を支払いました。
銀行の作業を行っている間、売主さん、不動産屋さんとよもやま話。開発で出た土砂を売主さんのところの土地に移して処分したそうなのですが、そこを近所の方と一緒に家庭菜園として利用するという話や、こちらの家の建築の予定と現在の進捗と、プランについて話していると通帳が返ってきました。
見ると、多量のお金が入金し、同じ日付で多量のお金が出て行って、ローンの保証料や印紙代分がさらに引かれ、最終的には少しのお金が残った通帳になっていました。借金で家を建てることを実感した一瞬でした。
登記の書類は1週間程度かかるとのこと。