この秋、火星が準?大接近だとかで、ちょっとした時間にまめに観察をしたいな、写真とかも撮ってみたいな、ということで、自分の20cm F5のドブソニアンに自動運転時計を作りこもうと思っていたんですが、シュミットさんのところのサマーセールでSkywatcher のDOB GOTO 8インチ版が出ていたのを見て衝動買いをしてしまいました。同じような望遠鏡が複数あっても無駄だと思うのですが、安かったので。。。
計画としては、リビングにこんな感じでスタンバイさせておいて、掃き出し窓のところから庭にぱっと降ろしてぱっと見る、という感じです。
このドブソニアン、筒を縮めておけるので、20cm F6といってもF5の筒と同じような長さになります。大人だったら1人でぱっと全体をハンドル摑んで持っていけますのでかなりいい感じ。
電源は、モバイルバッテリーの12V出力が出るものを手当てして、架台の方位軸モーターの横に置いてあります。この架台、電流をそれなりに(4A)流せないと動かないことがあるようなので、要注意。
架台のアライメントは、ちょっとめんどくさいというか、家の庭からだと北天の星は見えませんし、高度の高い星(ベガとかね)も家の屋根の影になっちゃいますので、現実は、木星とかこれから見ようとするもので適当に合わせて、2つ目の基準星に関しては、あっていることにするという感じになります。が、それでも惑星を高倍率で見たときに修正をほとんどせずに視界においておけるのはとてもよいと思いました。
要は、赤道儀だと鏡筒を回転する必要もあるし、それよりちゃんと追尾してくれるのであれば経緯台の方が私のようなカジュアルな環境でしか星を見られない人には向いています。
このシステムに不満があるとすると、肝心のフリーストップの方は遊びというかバックラッシュが多くて使い物にならないので、もっぱらモーターで高速で動かすはめになる。というところでしょうか。このあたりの操作感は、自分のドブソニアン架台の方が軽やかで圧勝なのです。やっぱり頑張って自動運転時計を作ろうかな。。。本当はクランプを緩めてさっさと対象に向けて、クランプを締めたら自動追尾をしてくれる、というのが一番いいんですよね。たぶん。ないなら作ろう鎌倉幕府。
すぐに出して20cm クラスの望遠鏡で星見ができるというのは、素晴らしくって、今晩もわずかに雲が切れていることに気が付いたので、数分でセット、土星、木星、火星と眺めることができ、新しく火星を見るために調達したアイピース(2.4mm vixen)の確認もできました。木星は、衛星の影がとても明瞭に見えましたが、このあたりの20cm 鏡は、これまで使ってきた20cm F5もそうですが、見えが良いです。今日は、火星を見ていたら雨が!パラパラ降り出したので、さっそく撤収、でしたが、また、晴れ間が出たら星見をしたいと思います。
もう少し晴れ間が長かったら、ZWOのカメラを繋いで、惑星の写真撮影のテストとかもしようと思っていたんですが、それはまた今度。
って思ってたら、夜半になって晴れてきたのでもう一度望遠鏡を出す。今度は火星の位置の関係でウッドデッキの上で火星を見る(土星、木星はほとんど沈みかけ)
火星を見たところ非常にきれいな模様が見えるので、ZWOのカメラ(ASI 224MC)とTeleview のパワーメイトx5 を使い、sharpcapで2000枚程度キャプチャ, autostackert3でスタック, registax6の順で処理という方法で火星の撮影をしてみた。
眼でもだいたいこんな感じで見えています。
火星に着陸した探査機ってどこにいるんだろ?
とか思いつつ、見えそうなものをいろいろ見てみる。M31を見て、その横のM32?をこれかな?なんて考えながら見て、そうこうしているうちにオリオンが出てきたので、M42を見て、月が出てきたので月も眺める。しばらく眺めて、満足したところで雲も出てきたし、眠くもなってきたので、またサクッと片づけ。おやすみなさい。そんな土曜日の夜でした。